🌿「風邪で近所の医院に行きづらい」──大学病院の患者さんが抱える“静かな悩み”

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の 山口裕礼(やまぐちひろみち) です。

私は週1回、大学病院でも診療しています🏥
そこで、あるご高齢の患者さんからこんなお話を伺いました。

😢「風邪で近所の医院に行ったら、嫌な顔をされてしまうんです…」

この言葉、実は珍しくありません。

患者さんは大学病院で呼吸器以外にも複数の科に通院しており、
併存症も多いタイプ。

たしかに
「ただの風邪」
であっても、
高齢者の場合は“ただ”では済まないことがあるのは事実です。

だからこそ、近所のクリニックの先生が、
ついこう思ってしまうことがあるのです。

👨‍⚕️
「この方、大学病院にかかってるなら…風邪でも大学で診てもらったほうが安心なのでは?」
「もし悪化したら責任が…」

──という“葛藤”です。

これは決して冷たいわけではなく、
患者さんを思えばこその慎重さなのです🌱

しかし…

⏳ 高齢の患者さんに「大学病院3時間待ち」は、あまりにも酷

ただの咳や発熱で大学病院に行くと、
受付 → 診察 → 会計 → 処方箋 → 薬局

すべて合わせると
2〜3時間は普通です。

体力が落ちているご高齢者にとって、
この“待ち時間”は大きな負担になります。

患者さんの気持ちもよくわかります。

🌬️
「近くのクリニックで診てもらえたら…それだけで助かるのに」
「嫌な顔をされるから、行きづらい…」

どちらの気持ちも理解できます。
だからこそ、両者がラクになる方法をお伝えしたいのです。

🌈 “嫌な顔”を避ける、とても現実的で優しいアドバイス

👉 結論:近所の先生に“顔を覚えてもらいましょう”

具合が悪い日に、急に行くと、
どうしても
「初めての人」「一見さん」
として扱われがち。

人間関係ができていないと、
医師も慎重にならざるを得ず、
結果として距離を感じてしまうことがあります。

でも──

🌟“常連さん” になってしまえば状況は全く変わります

一度でも顔を合わせた先生なら、

😊「あぁ、この方ね」
😊「普段は大学に通っているけど、今日は風邪か。じゃあ私のところで対応しよう」

──というふうに、ぐっと対応しやすくなるのです。

これは医療の“人間らしさ”でもあります。

🪴 常連になる方法は、とても簡単

🌟 最初はワクチンだけでもOK
🌟 花粉症の相談だけでもOK
🌟 健診でもOK
🌟 ちょっとした皮膚のトラブルでもOK
🌟 「近所に住んでいて、大学にも通ってます」と一言添えるだけでOK

たった1回、
短時間の受診でも、
先生はちゃんと覚えています。

💡 “人間関係のある医療”は強い味方になる

元気なときに一度行っておく。

それだけで、
具合が悪くなった時、
あなたの味方になってくれる場所が増えます。

大学病院=専門医としての安心
近所のクリニック=身近で気軽な安心

この二つが揃うことは、
高齢の患者さんにとって、とても大きな支えです。

🌸 最後に:医療は「病気を診る場所」であると同時に「人と人」です

医療は科学であり、システムであり、責任の世界ですが、
同時に
“人間関係”という温かい側面も確かに存在します。

“常連さん”になることで、
医師もより安心して診療でき、
患者さんも気軽に相談できる。

そんな優しい関係性が、
あなたの健康を守ってくれます🌈💕

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞