違う生き方を見つける勇気
こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
「光る君へ 46話」の登場人物まひろが、書くことに全てをかけた自分の生き方が揺らぎ、都を出る決断をしたシーンを見て、ふと考えさせられました。
人生の中で私たちは、「これが自分だ」と信じて疑わなかったものが変わる瞬間に直面することがあります。
その時、違う生き方を選ぶ勇気を持てるでしょうか?
あなたの「生き方の軸」は何ですか?
人生にはいくつもの分岐点があります。
例えば、病気が見つかり、それまでの生活を見直さなければならなくなった時。
仕事や家族の事情で今までの生き方を変えざるを得なくなった時。
そんな瞬間は、きっと誰もが経験します。
でも、その時に「どうしても変えたくない」と思ってしまう自分がいるのは自然なことです。
まひろが言った「書くことが全てだった」という言葉のように、私たちは何かに執着し、それに頼っていることがあります。
違う生き方を見つけるために
違う生き方を見つけるには、まず立ち止まり、自分に問いかけることが必要です。
- 「本当にこの道しかないのか?」
時には周りの意見を聞いてみるのも大切です。他人から見える自分には、意外な可能性が隠れていることもあります。 - 「別の選択肢を試してみる勇気を持つ」
たとえば、趣味や新しい環境に飛び込んでみること。まひろが周明に「都でなくても書ける」と言われて気づいたように、場所や状況が変わってもできることはあるのです。 - 「いまの自分を大切にする」
たとえ一つの生き方を諦めることになっても、それが自分を全否定することではありません。違う選択をする自分もまた、本当の自分の一部です。
病気や環境の変化も新しい生き方への道
私のクリニックには、喘息やアレルギー、皮膚疾患など、長い付き合いが必要な病気を抱える患者さんが多く訪れます。
治療を進める中で、「今までの生活ができなくなるかもしれない」という不安を抱く方も少なくありません。
しかし、病気がきっかけで見つけた新しい趣味や、生きがいを見つけた方も多くいらっしゃいます。
違う生き方を選んだからこそ、「自分らしい生き方」を見つけたのだと思います。
まとめ
まひろが見つけたように、私たちはどこにいても、新しい生き方を選べます。
都でなくても書けるように、環境や状況に縛られず、自分自身を受け入れることが大切です。
「まだ命はあるんだ」という周明の言葉が心に響きます。
命がある限り、違う生き方を試すチャンスは無限にあります。
新しい一歩を踏み出す勇気が、きっと未来を照らしてくれるでしょう。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼