クリニックだより 内科

咳と尿失禁:知っておくべきこと

内科

腹圧性尿失禁とは

腹圧性尿失禁とは、咳やくしゃみ、大笑いや運動など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう症状です。

特に女性に多く、出産や加齢、肥満などが原因で骨盤底筋が弱ることで起こります。

症状

  • 咳やくしゃみをした時に尿が漏れる
  • 大笑いや運動をした時に尿が漏れる
  • 重い荷物を持った時に尿が漏れる
  • 尿意を感じてトイレに行く前に尿が漏れる

原因

腹圧性尿失禁の原因には、骨盤底筋の弱化、出産、加齢、肥満、便秘、慢性咳嗽、前立腺肥大症、膀胱脱などがあります。

治療

骨盤底筋トレーニング

尿失禁の改善に最も効果的な方法です。

骨盤底筋を鍛えることで、尿道口を閉める力が強くなり、尿漏れを防ぐことができます。

日常生活での対策

  • 水分摂取量を控える
  • カフェインやアルコールを控える
  • 体重を減らす
  • 便秘を解消する
  • 咳を止める

まとめ

咳と尿失禁は、腹圧性尿失禁が原因である可能性があります。

腹圧性尿失禁は、骨盤底筋トレーニングなどで改善することができます。

日常生活での対策も有効です。

もし咳と尿失禁でお悩みの方は、早めに医療機関を受診しましょう。


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。