🌌七夕の夜に願うこと🌌

— 星に祈り、いまを整える —
こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
今日は七夕(たなばた)ですね。
1年に1度、天の川を隔てた織姫と彦星が出会える夜。
この物語は、恋人たちのロマンチックな再会の話として広く知られていますが、
実はとても深く、現代にも通じる人生の教訓が込められています。
🪶働くこと、愛すること、そして「バランス」
中国の「牽牛織女伝説」によれば、
織姫(機織りの名手)と彦星(牛飼いの青年)は、結婚後、お互いに夢中になりすぎて仕事を怠けてしまった。
それに怒った天帝によって、二人は天の川の両岸に引き離され、年に一度だけ再会が許された――というものです。
しかし、私はこの物語を、別の角度からも読み解きたいと思います。
それは、「働きすぎた織姫が、愛を忘れてしまった物語」なのかもしれません。
現代のわたしたちにも通じます。
仕事に追われ、大切な人と向き合う時間もなく、
ふと気づけば心が乾いている。
そんなとき、七夕の夜空に輝く星々は、
「バランスを忘れないで」という小さな声を届けてくれているのかもしれません。
🌠願うとは、自分を映すこと
短冊に願いを書く七夕の習慣。
これは、星に願うというより、自分の本心を見つめる行為です。
「何を願うか?」は、「今の自分に何が足りないか?」の問いでもあります。
私たち医師は、日々多くの患者さんと出会います。
咳、アトピー、不眠、自律神経の乱れ…
病の背景には、過剰な努力や、過剰な我慢が潜んでいることも。
あなたの願いが、「もっとラクに生きたい」「心に余裕がほしい」ならば、
それこそが、健康回復の第一歩です。
🌿東洋思想の「中庸」と七夕の教え
東洋医学や哲学には「中庸(ちゅうよう)」という考え方があります。
それは、何かに偏らず、調和の中に生きること。
愛しすぎても、働きすぎても、人はバランスを崩し、心身に不調をきたします。
七夕は、こうした「陰と陽のバランス」「仕事と愛の調和」を静かに問いかけてくれる日でもあります。
🌓そして、星を見るということ
今、都会では星が見えにくくなりました。
でも、空を見上げるという行為そのものが大切なのかもしれません。
空を見上げる=いまの自分を客観的に見つめる
祈る=まだ出会っていない「明日の自分」へ手紙を書く
織姫と彦星の物語は、
「再会」や「祈り」以上に、
自分自身との対話をうながすものだと感じます。
🎋七夕の夜にできること
🌿 自分の願いを紙に書いてみる
🌿 仕事・生活・人間関係のバランスを見直す
🌿 「頑張らない健康」を心がける
🌿 空を見上げる
🌿 誰かの幸せも一緒に祈る
そのどれもが、あなたの体と心を静かに整えてくれるでしょう。
✨結びに
七夕の願いは、決して派手である必要はありません。
「眠れる夜がほしい」
「大切な人と話す時間がほしい」
そんな小さな願いこそが、
人生の軸を整える種になります。
願いとは、「今ここ」に戻るための灯り。
今夜、あなたが見上げる空に、
どうかあなた自身の優しさと希望が重なりますように。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ 主宰
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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