梅仕事をしました|梅酒と梅干しで、からだを整える季節の手仕事

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックです。

今年も、季節の手仕事として梅仕事をしました。

青梅が出回る季節になると、
「今年もこの時期が来たな」
と感じます。

今回は、たくさんの梅を使って梅酒づくりをしました。
そして、余った梅は梅干しに。

梅を洗い、ひとつひとつ水気を拭き、ヘタを取り、瓶に詰めていく時間。
日々の忙しさの中で、少しだけ心が落ち着くような、季節を感じるひとときでした。

今回は「からだ整えラボ」として、梅の働きや、梅酒・梅干しを楽しむときの注意点についてお話しします。

梅は、昔から親しまれてきた日本の保存食

梅は、日本の食卓に古くからある身近な食材です。

梅干し、梅酒、梅シロップ、梅肉和えなど、さまざまな形で親しまれてきました。

特に梅干しは、昔ながらの保存食として知られています。
ごはんに添えたり、おにぎりに入れたり、暑い時期の食事に取り入れたりと、日常の中に自然に溶け込んでいます。

梅酒もまた、梅の香りと酸味をゆっくり楽しめる季節の保存酒です。
瓶の中で少しずつ色が変わっていく様子を見るのも、梅仕事の楽しみのひとつです。

梅に含まれる代表的な成分

梅の特徴といえば、やはり酸味です。

この酸味のもとになる成分のひとつが、クエン酸です。

クエン酸は、梅やレモンなど酸味のある食品に含まれる有機酸の一種です。
梅を食べると、口の中がさっぱりしたり、食欲が刺激されたように感じたりするのは、この酸味によるところもあります。

また、梅にはポリフェノールなども含まれています。
食品として日々の食事に上手に取り入れることで、季節の食卓を豊かにしてくれます。

ただし、梅は薬ではありません。
病気を治すものではなく、あくまで食生活の中で楽しむものとして考えることが大切です。

梅に期待される、からだを整える働き

梅には、昔から「からだによい」とされるイメージがあります。

医学的には、過度な効果を期待しすぎる必要はありませんが、日々の食事の中で上手に取り入れることで、暮らしを整える助けになることがあります。

食欲がないときに、さっぱり食べやすい

暑い時期や疲れているときは、食欲が落ちやすくなります。

梅の酸味は、食事をさっぱり感じさせてくれるため、ごはんや麺類、和え物などに少量加えると食べやすくなることがあります。

口の中がすっきりしやすい

梅の酸味は、口の中をさっぱり感じさせてくれます。

脂っこい食事のあとや、食欲がわきにくいときにも、梅を使った料理は取り入れやすいものです。

夏場の食事に取り入れやすい

梅干しを使ったおにぎり、梅肉を使った冷やしうどん、梅と大葉の和え物などは、暑い時期にも食べやすいメニューです。

夏は汗をかきやすく、食事量も落ちやすい季節です。
無理なく食べられる工夫として、梅を少量取り入れるのもよい方法です。

手仕事そのものが、気持ちを整える時間になる

梅仕事のよさは、食べることだけではありません。

梅を洗う。
水気を拭く。
ヘタを取る。
瓶に詰める。
できあがりを待つ。

こうした作業は、慌ただしい日常の中で、気持ちを落ち着ける時間にもなります。

「からだを整える」というと、栄養や運動だけを考えがちですが、季節を感じる時間や、手を動かす時間も、心身を整える大切な習慣だと思います。

梅酒は、ゆっくり育てる季節の楽しみ

今回作った梅酒は、青梅、氷砂糖、果実酒用のお酒を瓶に入れて、ゆっくり熟成させていくものです。

最初は透明だったお酒が、時間とともに少しずつ色づいていきます。
瓶の中で梅と氷砂糖がなじんでいく様子は、見ているだけでも楽しいものです。

梅酒はすぐに完成するものではありません。
数か月、半年、一年と時間をかけることで、香りや味わいが変化していきます。

「待つ時間」も含めて楽しめるのが、梅酒づくりの魅力です。

ただし、梅酒は飲みやすくてもお酒です。
飲む場合は適量を守ることが大切です。

20歳未満の方、妊娠中・授乳中の方、運転前の方は飲酒できません。
また、肝臓病、膵炎、糖尿病、睡眠障害などがある方は注意が必要です。

余った梅は、梅干しに

梅酒用に準備した梅が少し余ったので、余った分は梅干しにしました。

梅干しは、梅酒とはまた違った楽しみがあります。

塩をして、梅酢が上がってくるのを待ち、さらに干して仕上げていく。
手間はかかりますが、その分、できあがったときのうれしさも大きいものです。

梅干しは、ごはんに添えたり、おにぎりに入れたり、和え物に使ったりと、毎日の食卓に取り入れやすい食品です。

昔ながらの保存食には、派手さはありません。
けれど、少しあるだけで食卓が落ち着くような、安心感があります。

梅干しは塩分に注意

梅干しはからだによいイメージがありますが、注意したいのが塩分です。

特に昔ながらの梅干しは、塩分が高めです。

高血圧、腎臓病、心臓病などで塩分制限が必要な方は、食べる量に注意しましょう。

「健康によさそうだから」とたくさん食べるのではなく、
少量を料理のアクセントとして楽しむ
くらいがちょうどよいと思います。

梅を日常に取り入れるなら、少量を上手に

梅は、毎日の食事に少し取り入れるだけでも、季節感を楽しめる食材です。

たとえば、

  • ごはんに少量の梅干しを添える
  • 冷やしうどんに梅肉をのせる
  • きゅうりや大葉と梅肉を和える
  • 鶏肉やささみに梅を合わせる
  • おにぎりの具にする

このように、梅はさっぱり食べたいときに使いやすい食材です。

食欲が落ちやすい時期にも、無理なく食事を楽しむ工夫になります。

梅仕事は、からだと暮らしを整える小さな習慣

梅酒も梅干しも、すぐに完成するものではありません。

仕込んで、待って、少しずつ変化を見守る。
その時間そのものが、梅仕事の魅力だと思います。

からだを整えるということは、特別なことばかりではありません。

季節の食材にふれること。
手を動かすこと。
食べすぎず、飲みすぎず、ほどよく楽しむこと。
そして、待つ時間を味わうこと。

そうした小さな積み重ねが、暮らしのリズムを整えてくれるのだと思います。

今年仕込んだ梅酒と梅干しも、これから少しずつ育っていきます。

完成した頃には、またその様子もご紹介できればと思います。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでした。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞