💨運動してもすぐ息が上がる…“呼吸筋”が老化していませんか?

〜横隔膜・肋間筋への注目とアンチエイジングのすすめ〜
「階段を上がるだけでハァハァする」
「久しぶりにウォーキングしたら、すぐ息切れ…」
そんな経験はありませんか?
それ、肺の病気だけが原因ではないかもしれません。
実は、“呼吸筋の老化”という見逃されがちな問題が隠れていることがあるのです🫁⚠️
🧠呼吸にも“筋肉”が必要?
呼吸は無意識のうちに行っていますが、実は筋肉の力が大きく関わっています。
特に重要なのがこちら👇
🫁 横隔膜(おうかくまく)
→ 胸とお腹の境目にある呼吸の主役筋
→ 吸うときに下がり、吐くときに戻る“呼吸ポンプ”の中心
🦴 肋間筋(ろっかんきん)
→ あばら骨の間にある筋肉
→ 胸郭を広げたり狭めたりして、空気の出入りをサポート
これらは「呼吸筋」と呼ばれ、
年齢とともに衰える“筋肉”の一つなのです。
🧓なぜ呼吸筋は老化する?
筋肉は30代をピークに、何もしなければ毎年1%ずつ減ると言われています。
呼吸筋も例外ではありません。
加齢とともに…
- 横隔膜がうまく下がらなくなる
- 胸郭の柔軟性が低下
- 呼吸が“浅く”・“速く”なる
つまり、「酸素の効率」が悪くなり、すぐに息が上がる体になってしまうのです💦
📉「肺活量の低下」とは違う?
よく「肺活量が落ちた」と表現されますが、
実は肺そのものが縮んだわけではなく、動かす筋力が弱くなっている可能性もあります。
そのため、呼吸器検査で異常が出ないことも少なくありません。
👉 しかし、“息苦しさの原因”は確実に存在しています。
💪“呼吸筋トレーニング”のすすめ
呼吸筋は「鍛えることができる筋肉」です!✨
毎日少しの意識で、呼吸が変わります👇
✅ おすすめの呼吸筋トレーニング3選
① 口すぼめ呼吸(ペーストブリージング)
→ ゆっくり吐くことを意識し、呼気筋を活性化
「す〜〜、ふぅ〜〜〜」と長く息を吐いてみましょう💨
② 風船ふくらまし/ストロー呼吸
→ 胸郭を広げ、肋間筋を刺激!
→ 声を出さないで吹く練習が◎
③ 呼吸筋ストレッチ(体側伸ばしなど)
→ 脇腹や胸まわりをゆっくり伸ばすことで、肺の拡張を助けます🧘♂️
🔄抗加齢医学の視点から
抗加齢医学では、
“呼吸の若さ”=全身の若さのカギと考えます。
● 呼吸が深くなる → 自律神経が整う
● 酸素が届く → 脳も体も元気に
● 血流が改善 → 代謝・免疫・肌ツヤもUP✨
呼吸筋を鍛えることは、
まさに「年齢に抗うウェルネス習慣」なのです。
🌱まとめ|呼吸が変わると、人生が変わる
「すぐ息が上がる…」
それは、年齢のせいではなく“筋肉”の声かもしれません。
今日からできる呼吸筋トレで、
✔︎ 深く吸える
✔︎ ゆっくり吐ける
✔︎ 息切れしにくい体
目指してみませんか?🫁💪
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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