😮‍💨“疲れやすい・呼吸が浅い”…それ、酸化による老化かも?

〜酸化ストレス×呼吸力の見えない関係とは〜

「なんだか最近、息が浅い気がする」
「階段をのぼっただけで疲れる…」
「以前より呼吸がしづらくなった」

そんなお悩み、ありませんか?
年齢やストレスのせいだと思われがちですが、
その不調の背景にあるのが、“酸化ストレス”による老化かもしれません。

🧪酸化ストレスとは?

呼吸や代謝、紫外線、ストレス、喫煙、過剰な糖分などにより
私たちの体内では日々、活性酸素(フリーラジカル)が発生しています。

この活性酸素が過剰になると、
✅ 細胞の老化
✅ 血管や神経のダメージ
✅ 慢性炎症の促進

といった“体のサビ”=酸化ストレスを引き起こします。

🫁酸化と“呼吸の浅さ”の関係

酸化ストレスが呼吸に与える影響は、見えにくいけれど確かに存在します👇

✅ 呼吸筋のミトコンドリア機能が低下

→ 横隔膜や肋間筋の動きが弱くなる
→ 吸える空気が減り、呼吸が浅くなる

✅ 自律神経が乱れやすくなる

→ 息苦しさ・過呼吸・胸の違和感につながる

✅ 血中酸素の運搬効率が落ちる

→ 少しの動作でも“疲れやすい”体に

つまり、“息が浅い”という感覚は、体内酸化のサインでもあるのです。

📊未来の検査:d-ROMsや酸化ストレススコアの活用

ヨーロッパや一部の先進医療現場では、
血液中の酸化の強さを測る検査「d-ROMsテスト」や、
抗酸化力とのバランスを見る「BAPテスト(Biological Antioxidant Potential)」
が行われています。

👓d-ROMsとは?

Reactive Oxygen Metabolites(活性酸素代謝物)を測定し、
「どれだけ酸化しているか」を数値化できる検査🧪

現在、当院では導入していませんが、
近い将来、“呼吸力の見える化”に酸化指標が活用される可能性も十分にあります。

🌿今からできる「抗酸化生活習慣」

酸化ストレスは、生活習慣で予防・軽減することが可能です!

✅ 食事

・ビタミンC(ブロッコリー、柑橘類)
・ビタミンE(ナッツ類、アボカド)
・ポリフェノール(緑茶、赤ワイン、ベリー)
・抗酸化酵素を含む発酵食品(味噌、納豆、ぬか漬け)

✅ 運動

・過度な激しい運動よりも、有酸素運動(ウォーキング、呼吸ストレッチ)がおすすめ
・呼吸筋の柔軟性を高めるヨガや深呼吸法も◎

✅ 睡眠とストレスケア

・睡眠不足やストレスは酸化を一気に進める要因
・入浴・香り・音楽などでリラックス時間を確保🛁🌙

💡まとめ|呼吸は「老化のセンサー」

息が浅い・疲れやすいと感じたとき、
「年のせいだから」と片付けず、“体の内側からのSOS”と捉えてみてください。

抗加齢医学では、こうした微細な変化にいち早く気づき、
👉 “未病”の段階で整えることこそが、若さと健康の秘訣だと考えます。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)