🎓 受験生のインフルエンザワクチン、1回でいいの?2回したほうがいいの?

こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックです。

秋も深まり、インフルエンザが流行の兆しを見せています。
特にこの季節、受験生の方やご家族からよくいただく質問があります。

「受験生はインフルエンザワクチンを2回打った方がいいですか?」

今日は、その疑問に最新の医学情報をもとにお答えします😊

💉 基本は「13歳以上は1回接種」でOK!

厚生労働省や日本感染症学会の最新ガイドラインでは、
インフルエンザワクチンは次のように定められています。

  • 6か月〜13歳未満:2回接種が原則
  • 13歳以上(中学生〜大人):1回接種が原則

つまり、高校生や大学受験生など15歳以上の方は、1回で十分とされています✨

この理由は、年齢を重ねる中で、
すでに何度もインフルエンザやワクチンに触れて免疫ができているためです。

🧠 ワクチンの目的は「重症化を防ぐ」こと

「1回で本当に大丈夫?」と心配になるかもしれません。
でも大切なのは、インフルエンザワクチンの本来の目的です。

それは――

発症を完全に防ぐことではなく、重症化を防ぐこと。

つまり、たとえ感染しても
高熱や長引く症状を軽く済ませる効果が大いに期待できます💪

受験生にとっては、「軽くすんで早く回復できる」ことが何より大切ですよね。

📅 接種のおすすめ時期

ワクチンの効果は接種から約2週間後に現れ
およそシーズン中持続します。

そのため、遅くとも12月中旬までに接種を終えるのが理想です🌸

1月〜2月の入試本番に合わせるなら、
11月~11月中の接種がちょうどよいタイミングです。

⚖️ では「2回接種」したらダメなの?

実は、2回打ってはいけないという決まりはありません。

ただし――
医学的には「1回で十分な効果がある」とされているため、
健康な受験生に2回接種を ルーチンに行う必要性は低いとされています。

ですが、次のような場合は例外的に2回接種を検討することもあります👇

  • 過去にインフルエンザにかかったことがほとんどない
  • ワクチンをほとんど受けたことがない
  • 家族に高齢者・基礎疾患のある方がいる
  • 免疫力が低下している
  • 本人や保護者が強く希望する場合

🩺 2回接種を考えるときは、医師にご相談を

「念のため2回打っておきたい」
「家族にリスクの高い人がいるから心配」

そんなときは、自己判断ではなく医師にご相談ください。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
受験生一人ひとりの体調・既往・ご家庭の状況をふまえて、
最適な接種回数と時期を一緒に考えます🩵

🌈 まとめ

13歳以上は原則1回接種でOK!
目的は重症化予防。発症しても軽くすむ可能性が高い
2回接種は希望や体質により医師判断で検討可
効果発現は2週間後・持続は5か月前後
12月中旬までの接種が理想!

📞 受験生ワクチン相談も受付中!
接種回数・タイミング・費用など、
お気軽にお問い合わせください😊

🏥 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞