🚨インフルエンザ“異常な伸び方”です~明らかにおかしい

〜今年はグラフが明らかにおかしい。だから“今からワクチン”が大事〜

こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です😊

今年のインフルエンザ、
「いつもの年とはまったく違う伸び方」 をしています。

データを見慣れている医師として、
このグラフの“立ち上がり方”に正直驚いています。
まずは、この事実からお伝えさせてください。

🔥 ① 今年のインフルエンザは“伸び方が異常”です

添付の赤い線(2025/2026シーズン)を見てください。

  • 10月後半〜11月前半で 急角度の立ち上がり
  • 例年のピーク(1〜2月)を待たず 季節が1〜2か月前倒し
  • 横浜市は 第45週で定点35.99 → 流行警報レベル超え

通常、インフルエンザの流行はじわじわ上がりますが、
今年は

📈 “階段ではなく崖登り”

という伸び方です。

そしてこのスピードは、
2009年の新型インフル以来とも言える勢い

👧🧒 子どもを中心に爆発的に広がっています

  • 15歳未満が 全体の75.6%
  • 小学校だけで 162施設が閉鎖(61.4%)
  • 第45週だけで学級閉鎖 78施設・2,068人

横浜市18区のうち 12区が警報レベル

🦠 A型(98.6%)がほぼ独占

A型は

  • 発熱が高い
  • 咳が長引く
  • 家庭内感染が強い

という特徴があります。

当院でも
「兄弟同時に発症」「家族全滅」
が非常に増えています。

💉 ② “今からのワクチン”が、今年は特に意味があります

❗流行が早い
❗ピークの読みが難しい
❗しかも増加スピードが異常

だからこそ、以下が真実です。

✔ 今ワクチンをしておくと 12月〜1月の大流行を防げる

✔ 効果は接種2週間後からしっかり出る

✔ A型にも確実に効果あり

✔ 家庭内感染を防ぐ最大の予防策の一つ

特に以下の方は「ワクチンのメリットが大きい」タイプ👇

  • 小児・高齢者
  • 受験生
  • 持病のある方
  • 家族に乳児・高齢者がいる方

🙅‍♂️ 無理に接種しなくてもよい人もいます

医療には“白黒”はありません。

以下の方は、急いで打たなくて大丈夫です。

  • 強い副反応の既往
  • 今までワクチンなしでインフルに1度も罹っていない方
  • 明らかに体調不良の方

迷う場合は相談してください。

🗣 ワクチン不要論について

SNSで広がる“極端な意見”は、
医学的には根拠が弱いことが多いです。

ワクチンは
「万能」ではないけれど、「明確に意味のある予防策」
であることはデータが示しています。

📞 発熱の方は必ずお電話を

当院では発熱のある患者さんは隔離室で対応しています。
他の患者さんを守るためにも、

熱や強い咳のある方は、事前にお電話ください。

🌟 まとめ

  • 今年のインフルは 伸び方が異常
  • 横浜市は 11月の時点で流行警報(35.99)
  • 12区が警報レベル
  • 子ども中心に爆発的に拡大
  • A型98.6%
  • 今からのワクチンが大きな意味をもつ

私たちの地域での流行は、ここから確実に加速します。
どうか早めの対策を✨
不安や疑問があれば、遠慮なくご相談ください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞