🍁 9月以降に皮膚がかゆくなる理由とは? 🧴

こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

夏の暑さが落ち着き、過ごしやすい季節になってくる9月。
ところが「最近かゆみが強い」「肌荒れが悪化した」という方が多く受診されます。
なぜ秋口に皮膚のかゆみが増えるのでしょうか?

🌡️ 1.乾燥の始まり

秋は空気が少しずつ乾燥してきます。
皮膚の水分が失われると、バリア機能が低下し、かゆみ神経が刺激されやすくなるのです。
特に高齢者やアトピー素因のある方は要注意です。

🌾 2.秋の花粉が影響

9月以降は ブタクサ・ヨモギ・イネ科の花粉 が飛びます。
花粉が皮膚に付着すると「花粉皮膚炎」と呼ばれる赤みやかゆみを引き起こすことがあります。
顔や首、目のまわりに症状が出やすいのが特徴です。

👕 3.衣替えによる刺激

秋になると夏服から秋冬物に切り替わります。
ウールや化学繊維などの衣類は、チクチク感や摩擦でかゆみを悪化させることがあります。
洗濯時に残った洗剤成分が刺激になるケースも少なくありません。

😴 4.夏の疲れによる自律神経の乱れ

夏の間に冷房・寝不足・冷たい食事などで疲れがたまっていると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
この乱れは皮膚の血流や免疫にも影響し、かゆみが強く出る要因になります。

🩺 考えられる病気

  • アトピー性皮膚炎の悪化
  • 花粉皮膚炎
  • 接触皮膚炎(衣類・洗剤など)
  • 乾燥性皮膚炎(皮脂の減少によるもの)

🌟 日常でできる対策

  1. 🧴 保湿を徹底する(入浴後すぐにクリームやローションを塗る)
  2. 🌿 衣類選びに注意(綿素材など刺激の少ないものを)
  3. 🚿 花粉対策(帰宅後の洗顔・シャワーで花粉を落とす)
  4. 😴 生活リズムを整える(睡眠不足やストレスもかゆみの原因に)

✨ 最後に

9月以降の皮膚のかゆみは、乾燥・花粉・衣類・体の疲れなど複数の要因が関わっています。
「季節のせいだから仕方ない」と思わず、原因を見極めることが大切です。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、呼吸器だけでなく皮膚のお悩みにも対応しております。
「かゆくて眠れない」「肌荒れがひどい」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください😊

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)