🏥「ついでに全部ください」は、実はできない理由があります😊

こんにちは🌸
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の 山口裕礼(やまぐち ひろみち) です😊
今日は、診察室でときどき遭遇するケースについて、少しだけお話しさせてください📝
💊「いつもの喘息の薬はOK。でも…」
こんな患者さんが来られることがあります。
✅ いつもの喘息の薬はいつも通り
✅ それに加えて
・めまいの薬
・頭痛の薬
・花粉症の薬
・うがい薬
・点鼻薬
・点眼薬
・湿布
などなど……
しかも
👉 今、特にその症状が出ていない
👉 「保険診療は安いから、薬局で買うよりお得」
正直なところ、この考え方には大きな問題が潜んでいます⚠️
⚠️ 保険診療は「買い物」ではありません
保険診療とは、
✅ 今ある症状
✅ 医学的に必要と判断される治療
✅ 安全性と適正使用
これを前提として成り立っています。
つまり
🛑 「将来使うかもしれないから」
🛑 「薬局より安いから」
という理由で、なんでも処方する仕組みではありません。
🚨 薬は「多ければ安心」ではありません
実は…
💥 めまいの薬 → 眠気・ふらつき
💥 頭痛薬 → 胃腸障害・腎機能障害
💥 点鼻薬 → 使いすぎで逆に鼻づまり
💥 点眼薬 → 目のトラブル悪化
💥 湿布 → 皮膚トラブル
など、症状がないときに使うことで起こる副作用もたくさんあります😢
🌱 当院では「必要な薬だけ」を大切にしています
当院の方針はとてもシンプルです。
✅ 今、必要な薬はしっかり出す
✅ 今、必要でない薬は出さない
✅ 副作用・過剰医療を防ぐ
✅ 本当に体に必要な医療だけを提供する
そのため――
💡 症状がない薬の“まとめ出し”はお断りします。
これは
💖 患者さんの体を守るため
💖 医療の信頼を守るため
でもあるのです。
🤝 誤解しないでください
私たちは
❌ 意地悪で断っているわけでも
❌ ケチで出さないわけでも
ありません。
むしろ
🌷 「本当に必要な医療だけを、必要なときに」
という、いちばん誠実な医療を大切にしています。
🍀 最後にひとこと
「ついでにたくさんもらっておこう」
その気持ち、理解できる部分もあります😊
でも
💊 薬は“安心グッズ”ではなく“治療薬”です。
体にとって必要なものを
必要な分だけ
正しく使う✨
それが、いちばんの健康への近道です😊🌈
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞
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