血液1滴でCRPが当日わかる機械を導入しました
みなさん、こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの院長、山口裕礼です。
本日は、当クリニックに新たに導入した最新機器についてお知らせします。
これにより、血液1滴でCRP(C反応性タンパク)の値を数分以内に測定できるようになりました。
CRPとは?
CRPは、体内に炎症がある際に血液中で増加する物質で、感染症や炎症の程度を把握するための指標として広く使われています。
呼吸器疾患におけるCRP測定の重要性
呼吸器疾患では、発熱、咳、痰、息切れといった症状がよく見られます。
これらの症状が感染症によるものかどうかを判断するには、問診、診察、検査、画像診断など複数の要素を総合的に考慮する必要がありますが、CRPが当日にわかることで、診断の精度がさらに向上します。
例えば、肺炎や気管支炎といった呼吸器感染症の有無をより早く判断できるため、治療の開始や治療内容の調整が迅速に行えます。
また、不要な抗生物質の使用を避けることができるため、治療の質が向上します。
皮膚科でのCRPの役割
当クリニックでの皮膚科においても、蜂窩織炎をはじめとする感染症に関連した皮膚疾患の診断・治療も行っています。
これには丹毒、膿皮症、疣贅感染症などが含まれます。
これらの疾患においても、CRPが当日にわかることで、より正確な判断が可能となり、適切な治療を素早く行うことができます。
クリニックの診療がさらに便利に
今回導入したCRP測定機器は、呼吸器疾患や皮膚科疾患の診断・治療をさらに正確かつ迅速に行うための一助となります。
患者さんにとっては、当日に検査結果がわかることで、安心して治療を進めることができるでしょう。
これからも、当クリニックは最新の医療技術を活用し、皆さんの健康を全力でサポートしてまいります。
ご不明な点がありましたら、いつでもご相談ください。