クリニックだより 皮膚科

手汗・わき汗でお悩みの方へ

皮膚科

手汗・わき汗でお悩みの方へ

手汗やわき汗は、多くの方にとって日常生活に影響を与える悩みの一つです。

手を握るのが恥ずかしい、書類が汗で濡れてしまう、など、様々な場面でストレスを感じることがあるかもしれません。

当院では、患者様一人ひとりのお悩みや症状に寄り添い、安全で効果的な治療法をご提案いたします。まずは、お気軽にご相談ください。

手汗の治療

手汗の治療については、以下の2つの方法をメインに提供しています。

  • 外用薬(塗り薬)
    手のひらに直接塗ることで、汗腺の働きを抑え、手汗を軽減する治療法です。

    市販薬や処方薬の中には、アルミニウム塩を含むものがあり、これが汗腺をブロックする役割を果たします。

    副作用として、かぶれや皮膚の乾燥が生じることがありますが、軽度の場合には効果的な方法です。

  • 腋下の多汗症に悩む方へ:ラピフォートワイプのご紹介

  • イオントフォレーシス
    微弱な電流を手のひらに流すことで、汗腺を抑制する治療法です。

    この方法は薬を使わないため、副作用が少なく、軽度から中等度の手汗に有効です。

    1週間に1~2回の頻度で施術を行い、効果を維持するためには定期的な治療が必要です。

イオントフォレーシス療法で手汗・足汗の悩みから解放

わき汗の治療

わき汗に対しては、ボトックス注射を主に行っています。

ボトックスは汗腺に直接働きかけ、汗の分泌を抑える効果があります。

  • ボトックス注射
    効果は通常3〜6か月間持続します。

    治療後すぐに日常生活に戻ることができ、わき汗による不快感を長期間軽減できます。

    また、注射時の痛みはごく軽度であり、麻酔クリームを使用することでほとんど感じません。

皮膚科にて、いよいよ開始しました‼脇の下の汗で困っている人へ、ボトックス治療

複数の治療法の組み合わせ

当院では、症状の重さや患者様のライフスタイルに合わせて、外用薬、イオントフォレーシス、ボトックス注射などを組み合わせた治療を行うことも可能です。

例えば、手汗に対しては外用薬とイオントフォレーシスを併用し、わき汗に対してはボトックス注射を行うなど、柔軟に対応いたします。

生活習慣の改善と治療効果

汗の分泌は、ストレスや食生活、運動などの生活習慣にも影響されます。

そのため、治療と併せて生活習慣の見直しを行うことが、より良い効果を得るための鍵となります。

ストレスを軽減するためのリラクゼーションや、バランスの取れた食事も大切です。

治療後の注意点

治療後には、一時的に汗が増えることもありますが、これは一時的な反応であり、徐々に落ち着いていきます。

また、ボトックス注射後は、数日以内に効果が現れ、快適な生活を取り戻せるでしょう。

手汗・わき汗でお悩みの方へ

手汗やわき汗に悩まれている方は、どうぞ当院までお気軽にご相談ください。

患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案し、生活の質向上をサポートいたします。


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。