クリニックだより

横浜市のインフルエンザ流行状況と早めの対策

横浜市のインフルエンザ流行状況と早めの対策

皆さま、今年の秋も少しずつ寒さが増し、体調管理に気を使う季節となりました。

特に、横浜市にお住まいの方々に向けてお伝えしたい重要な情報があります。

最新のデータによると、横浜市内でのインフルエンザの流行が本格的に始まっています。

現在の流行状況

第44週(10月28日~11月3日)の時点で、市全体のインフルエンザ患者報告数は1.12と、流行の開始の目安とされる1.00を超えました。

この数値は、市内153か所の医療機関からの定期的な報告を基にしています。

特に注意すべきは、15歳未満の子どもたちが全体の約48.7%を占めていることです。

学校でも複数の学級閉鎖が発生しており、小学校8校で合計80名の患者が確認されています。

予防のポイント

  • ワクチン接種:早めの接種が推奨されています。市内の医療機関で予防接種を受けることをお勧めします。
  • 手洗い・咳エチケット:外出先から戻った際の手洗い、正しい咳エチケットは感染を防ぐために欠かせません。
  • 体調管理:十分な休養と栄養を取り、免疫力を高めることも大切です。

対策を進めるべき理由

今年の傾向として、インフルエンザA型の検出率が97.6%と非常に高く、感染の拡大を防ぐための備えが求められています。

昨シーズンを見ても、流行の開始から注意報発令、そして解除までの流れが早まってきているため、早めの対応がより一層重要になっています。

まとめ

インフルエンザは、流行初期のうちに予防することが非常に効果的です。

皆さまのご健康を守るため、手洗いやワクチン接種といった基本的な対策を取り入れて、この冬を安心して過ごせるように準備を整えましょう。

どうぞ皆さま、お体を大切にお過ごしください。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。