クリニックだより

寒暖差に弱い方へ:体調を整える方

寒暖差に弱い方へ:体調を整える方法

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

「季節の変わり目や朝晩の寒暖差で体調を崩しやすい」「冷えや頭痛、だるさを感じる」という方はいませんか?

急な気温の変化は体に大きな負担をかけ、自律神経のバランスを乱す原因にもなります。

今日は、寒暖差に弱い方の特徴と、体調を整えるための具体的な方法についてお伝えします。

寒暖差に弱い人の特徴

寒暖差に弱いと感じる方には、以下のような特徴が見られます。

  • 冷えやすい体質
    手足が冷えやすく、体温調節が苦手。
  • 疲れやすい
    気温差が大きいと体力を消耗しやすく、疲れが溜まりやすい。
  • 頭痛や肩こりが出やすい
    寒暖差により血管が収縮したり拡張したりして、頭痛や肩こりを感じることが多い。
  • 自律神経が乱れやすい
    気温の急変で交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズにできなくなり、不調を感じやすい。
  • 風邪をひきやすい
    寒暖差で免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすい。

寒暖差に負けないために今日からできること

寒暖差が原因で体調を崩しやすい方でも、日常の工夫で改善を目指すことができます。以下のポイントを参考に、気温差に強い体づくりを始めましょう。

  1. 体温調節しやすい服装を心がける
    薄手の服を何枚も重ね着し、気温に応じて脱ぎ着できるようにしましょう。ストールやカーディガンを持ち歩くと便利です。
  2. 室内の温度を整える
    冷暖房を上手に活用し、室内の温度差を減らすことで、体の負担を軽減します。
  3. 温かい飲み物を取り入れる
    白湯や温かいお茶、スープなどをこまめに摂取し、体を内側から温めましょう。
  4. 適度な運動を行う
    ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を習慣化することで、血流を良くし、自律神経を整えます。
  5. 入浴で体を温める
    就寝前に38~40℃のぬるめのお湯でゆっくり入浴することで、血流が良くなりリラックス効果も得られます。
  6. バランスの良い食事を摂る
    体を温める食材(しょうが、根菜類など)や、免疫力を高める食品(ビタミンCやタンパク質を含むもの)を積極的に摂りましょう。
  7. 十分な睡眠を確保する
    自律神経を整えるためには、質の良い睡眠が欠かせません。寝る前のスマホやテレビを控え、リラックスした状態で休みましょう。

寒暖差に負けないための一言メッセージ

寒暖差に対応する力を高めるためには、日々の習慣を少しずつ見直すことが大切です。

体調を崩しやすいと感じるときは無理をせず、休息をしっかりとりましょう。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。