処方日数に込めた思い
処方日数に込めた思い
皆さま、こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
日々の診療の中で、患者さま一人ひとりにとって最善の医療を提供することを大切にしています。
その中で、処方する際の「日数」についても、私なりに工夫をしていることをご紹介したいと思います。
「4日分」「9日分」を避ける理由
私は処方を行うとき、ほぼ99.9%の確率で「4日分」「9日分」や「49日分」といった日数では出しません。
その代わりに、「5日分」「10日分」「50日分」など、切りの良い数字に調整しています。
なぜなら、日本では古来から「4(し)」「9(く)」といった数字が、死や苦しみを連想させることから忌み嫌われているからです。
💬「患者さまの心の負担を少しでも軽くし、治療に専念していただけるよう、処方の数字にも気を配っています。」
細部への配慮が治療の一環
処方する日数は、単なる数字に過ぎないと思われるかもしれません。
しかし、患者さまが「この薬で良くなる」と安心して治療に取り組めることは、心の健康にもつながる大切な要素です。
日々の診療では、医学的な判断だけでなく、こうした細かな部分にも気を配ることが必要だと考えています。
文化と医療のつながり
日本の文化や風習を尊重し、それを医療に活かすことも、患者さまに寄り添う医療の一つです。
「4日分」「9日分」を避けるという配慮は、一見些細なことかもしれません。
しかし、私たち医療従事者は、患者さまに安心していただくための努力を惜しむことはありません。
心身の健康は密接に関係しているからこそ、こうした小さな気遣いが、患者さまにとって大きな意味を持つと信じています。
最後に
診療の中で、患者さまの心に寄り添い、安心して治療を続けていただけるよう、これからも配慮を欠かさない医療を心がけていきます。
治療に関して気になることやお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
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