双仮名手本三升 裏表忠臣蔵|初春大歌舞伎
こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
本日、新橋演舞場で開催された「初春大歌舞伎」を観劇してきました。
今年は松竹創業130周年、新橋演舞場100周年という記念すべき節目で、特別な雰囲気が漂う中、團十郎さん主演の『双仮名手本三升 裏表忠臣蔵』を楽しみました。
團十郎さんが演じた役には、大星由良之助、早野勘平、斧定九郎、高師直といった物語の要となる人物が登場します。
その中でも大星由良之助は、誠実さや忠実さ、そして人間の持つ信念を体現したキャラクターであり、彼の生き様を通じて観客に深い感銘を与えます。
「昔も今も日本人は勤勉で真面目ですが、今は、頑張っているのに幸せではない、報われないと感じている人が多いと思います。
真面目な人間は成功してほしい。
由良之助を忠実、誠実で、報われる男として描きたい。
これが今回の私のビジョンです。」
この言葉には現代を生きる私たちへのエールが込められているように感じました。
多くの方が日々の仕事や生活の中で懸命に努力されていることと思います。
しかし、その頑張りが目に見える形で報われないと感じることもあるでしょう。
團十郎さんの言葉は、そんな方々に向けられた励ましであり、希望を持ち続けてほしいという願いではないでしょうか。
誠実さは、どんな場面でも私たちの生き方の基盤となるものです。
家庭、職場、友人関係など、どのような状況においても、誠実であることが信頼を築き、人とのつながりを深める鍵となります。
小さな誠実な行動が、やがて大きな信頼となり、周囲に良い影響を与えるのです。
今回の歌舞伎は、ただの娯楽ではなく、心に深い余韻を残すものでした。
私たちも日々の生活の中で、誠実な行いを積み重ねていくことが、未来の自分や周囲の人々の幸せにつながるのではないでしょうか。
寒い日が続きますが、どうぞお体を大切にお過ごしください。
今年もよろしくお願いいたします。
山口裕礼
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
投稿者プロフィール
最新の投稿
- クリニックだより2025年1月5日休日診療でわかった!年明けに多い発熱患者さんたちへ
- クリニックだより2025年1月4日年末年始の体調不良にご注意を:原因と対策、病院に行くべきサイン
- クリニックだより2025年1月4日人生における生きがいの見つけ方
- クリニックだより2025年1月4日不確かさを超えて 「ゆらぎ」を生む