🧪【呼吸と老化】第5回「肺の“サビ”を防げ！酸化ストレスと呼吸老化」

2025年6月14日 2025年6月14日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

～見えない敵“酸化”にどう立ち向かう？～

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック第二診察室です🏥

突然ですが──
「酸化（さんか）」って聞いたことありますか？

🍎 リンゴが茶色くなる
🧲 鉄がサビる
💨 そして…肺もサビる⁉

今回は、呼吸機能をむしばむ「酸化」の正体と、
その対策をわかりやすくご紹介します✨

🫁 酸化ストレスとは？

人の体は、呼吸によって酸素を取り込み、エネルギーを作っています。

しかし同時に──
ごくわずかですが、酸素が「活性酸素（ROS）」という体に有害な物質に変化することがあります⚠️

この活性酸素が増えすぎた状態が
👉 「酸化ストレス」＝“体のサビ”状態です。

💥 呼吸器がサビるとどうなる？

酸化ストレスが蓄積すると…

気道粘膜が傷つく
炎症が慢性化する
繊維化（硬くなる）が進む
肺胞の弾力が落ちる

結果として、
✅ 息苦しさ
✅ 咳が止まらない
✅ 息切れしやすくなる　などの「肺の老化症状」が現れます💨

🌪️ 活性酸素が増える原因は？

原因	説明
🚬 喫煙（受動喫煙含む）	活性酸素の発生源No.1
🌫️ 大気汚染・オゾン・PM2.5	呼吸器に直接ダメージ
😴 睡眠不足	修復機能が働かず酸化が進行
🍩 糖質過多・ジャンクフード	炎症と酸化を促進
🧠 ストレス・緊張状態	自律神経の乱れと関連

🛡️ 肺の酸化を防ぐには？《抗酸化生活のすすめ》

✅ 1. 抗酸化食品をとろう！

栄養素	食材	効果
ビタミンC	ブロッコリー・柑橘類🍋	活性酸素の無害化
ビタミンE	ナッツ類・アボカド🥑	細胞膜を守る
ポリフェノール	緑茶・赤ワイン🍷	抗酸化力が非常に強い

✅ 2. 呼吸法を意識しよう！

・深く、ゆっくりとした「腹式呼吸」
・鼻呼吸の習慣を身につける（口呼吸は乾燥と酸化の元）
・ストレスを感じたときは「4秒吸って8秒吐く」呼吸でリセット🧘‍♀️

✅ 3. 質の良い睡眠をとる

睡眠中は、活性酸素のダメージを修復する「抗酸化酵素」が活躍します💤
とくに深いノンレム睡眠がカギ🔑

寝る2時間前の入浴♨️（副交感神経が優位に）
スマホを寝室に持ち込まない📵
寝る前のカフェイン・お菓子は控えめに☕🚫

🧬 ファスティングや腸活も抗酸化に◎

当院の「第二診察室：ブログ」では、
✅ ファスティング（断食）や
✅ 腸活を通じて
体内の炎症・酸化を根本から改善する方法もご紹介しています🍽️🌿

これらの方法は、呼吸器疾患の予防・改善にもつながる可能性があります✨

🗣️ 最後にひとこと

「呼吸そのものが、肺を老けさせることもある」

そんなジレンマを抱える私たちにとって、
“酸化”を意識した生活は大きなブレイクスルーになります🌈

今日からできる小さな一歩を、肺のために✨

📘次回予告

シリーズ第6回は
「呼吸器と“糖化”の関係」
〜肺の“コゲ”が老化を加速する⁉〜をお届け予定です🍩🔥

📍監修：やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
📘このブログは「第二診察室」として、保険診療を補う情報提供を行っています。

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）