🍬【第1回】「グミでアレルギー⁉」という臨床観察から

~グミとアレルギー体質の不思議な関係🌱~
こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌿
今回は、私が日々の診療を通して感じている“ある気づき”を、皆さんに共有したいと思います。
🧑⚕️臨床の現場で気づいたこと
「グミを食べている人、アレルギー体質の方に多くないですか?」
そんな問いかけを自分自身にしてしまうほど、グミを好んで食べている患者さんに、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状を併せ持っている方が多いという印象があります🤔💭
もちろん、これはあくまで私の“臨床的観察”から生まれた仮説です。
ですが、こうした気づきは、現場の医師だからこそ感じられる重要な“はじまり”です✨
🍭アレルギー体質と現代のお菓子事情
現代のお菓子は昔に比べて、
・カラフルで可愛い見た目
・噛みごたえのある食感
・コンビニやドラッグストアですぐ買える手軽さ
などの理由で、子どもから大人まで人気です🎉
特に「グミ」は、“果物っぽいから健康に良さそう”“小腹がすいたときに最適”と誤解されやすく、知らず知らずのうちに毎日1袋食べているという方も少なくありません😱💦
でも、ちょっと待ってください⚠️
グミに含まれているのは、自然な果実そのものではなく、
・ゼラチン(動物性タンパク)
・着色料(合成・天然由来)
・香料(合成含む)
・酸味料や甘味料
などの複雑に加工された成分です。
🧪グミは“お菓子”というより“化学製品”?
製品によっては、10種類以上の添加物が含まれていることもあります😵💫
見た目はポップで可愛くても、その正体は“科学的に合成された多成分ミックス”と言えるのかもしれません。
「アレルギー体質の悪化」と「グミの常食」には、なんらかの関係があるのでは?
そんな問いが、私の中で日に日に強まっているのです。
💡まず大切なのは“気づくこと”
この記事シリーズでは、
🧩グミに含まれる“意外なアレルゲン”の正体
🧬ゼラチン・ペクチン・着色料・香料の影響
🌱腸内環境や仮性アレルギーとの関連
など、段階的に解説していきます💡
もちろん、「グミを食べたらすぐアレルギーになる!」という単純な話ではありません🙅♂️
ですが、体質が影響されうる食品であることは、これから少しずつお伝えしていきたいと思います。
📘次回予告
👉【第2回】ゼラチンに要注意⁉
動物性タンパクが引き起こすアレルギー反応とは🐷🐮
この記事が「えっ、グミってそんなに奥深いの?」と驚くきっかけになればうれしいです😊
どうぞこのシリーズを通して、自分や家族の体質を見つめ直すきっかけにしてくださいね🌸
投稿者プロフィール

-
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
最新の投稿
クリニックだより2025年6月27日🛡️第10回:グミとの付き合い方〜アレルギー予防と賢い選択
クリニックだより2025年6月27日🍬【第9回 番外編】グミが原因⁉ 誰も気づいていないアレルギーの正体とは
クリニックだより2025年6月27日🧑⚕️第9回:臨床医としての診断アプローチと指導
クリニックだより2025年6月27日🧪第8回:アレルギーの種類とメカニズム