🎨【第3回】色に注意⁉グミの「着色料」が体に与える意外な影響

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌿

グミとアレルギーの関係を探るシリーズ、今回は「色」に注目です。
カラフルで可愛いグミ……でもその裏には、見逃せないリスクが潜んでいます⚠️

🟥「かわいい色」の正体は?

市販のグミの多くには、以下のような着色料が使われています👇

🍭 合成着色料:タートラジン(黄色5号)、赤色102号、青色1号など
🍓 天然着色料:コチニール色素(赤色4号)など

名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、これらはアレルギー様反応や体調不良を引き起こす可能性がある成分です😣

⚠️タートラジン(黄色5号)って?

タートラジンは「アゾ色素」と呼ばれる化学合成された黄色の色素で、グミ、ゼリー、ジュース、錠剤などさまざまな商品に使用されています🟡

問題点は👇

🌀 アスピリン喘息の方で発作を誘発することがある
🌀 じんましんや湿疹が出る「仮性アレルギー」の原因になる
🌀 ADHD(注意欠陥・多動性障害)との関連も一部研究で指摘

特にアスピリンで喘息が悪化したことがある方は要注意です⚠️

🐞コチニール色素(赤色4号)って?

コチニール色素は、実は昆虫(カイガラムシ)から抽出された天然色素なんです😳

見た目は自然でも、リスクは以下の通り👇

🌀 アナフィラキシー(重篤なアレルギー症状)の原因に
🌀 特に女性に多く、化粧品からの経皮感作が報告されている
🌀 口紅などの使用歴があると、食べ物でも反応することがある

つまり、口にする前に肌から「アレルギーを起こす準備ができてしまう」ことがあるんです💄➡️🍬

❗こんな方は要チェック

✅ アトピー性皮膚炎、喘息、じんましんがよく出る
✅ タブレットやグミを食べると「なんとなく体調が悪くなる」
✅ 錠剤を飲んだときに喉がムズムズしたり、じんましんが出たことがある
✅ 赤・黄系の色が鮮やかな食品を好んでよく食べる

→ これらの方は、着色料に過敏になっている可能性があります

👩‍⚕️私からのアドバイス

✔️ グミを買うときは「合成着色料不使用」の表示を確認しましょう
✔️ 赤・黄色系のグミには要注意!
✔️ 「無添加」と書いてあっても、天然着色料(=昆虫由来)を使っている場合があります
✔️ アレルギーや敏感体質の方は、色よりも“成分”を見る意識が大切✨

📘次回予告

👉【第4回】香りにも要注意⁉ グミの「香料」とアレルギーの深い関係👃

最後に🍬

子どもが喜ぶグミ、なんとなく選んでいませんか?
「色」や「香り」は、実は体にダイレクトに影響する情報です。
グミをはじめ、加工食品の“彩り”の裏側にある成分に、一緒に目を向けていきましょう🌈

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)