クリニックだより 内科

患者さんの体験談。岩盤浴で喘息が良くなった!

内科

喘息が良くなるための一つの体験談

開業して6年になりました。

そうすると患者さんとのお付き合いも6年になるとお互いに親しくもなってきます。

私が患者さんから多くの事も学ぶことが出来ます。

特に喘息になってから長い患者さんは喘息のベテランです。

多くの患者さんを拝見していて、目標は

・薬を減らすこと

・病気が治ること

常にこの2点を考えながら毎日患者さんに接しています。

しかし慢性疾患といわれる気管支ぜんそくは完治がなかなか難しい病気の一つです。

安易に薬を減らしたり、やめたりして症状を悪化させるわけにもいきません。

慢性の病気にとって薬をやめる事の難しい原因として

・遺伝

・体質

・生活環境

・性格

・今までどのようにして暮らしていたか

など様々な要因が一人ひとり異なるからです。

その中で西洋医学の治療法はある程度、限界があります。

やるべき治療は全てやっているが、なかなか良くならない場面にも遭遇します。

しかし、ひょんなことから症状が良くなることがあります。

先日の私の患者さんは、例年寒い冬は何回か咳込みがあります。

しかし今年は咳込みが無かったようです。

理由を聞いてみると家庭用の電気式岩盤浴を購入したことでした。

それを使用してから今年は発作はなかったようです。

それはそれは患者さんにとっても私にとっても嬉しい事です。

喘息のガイドラインには岩盤浴が喘息を良くする内容は書かれていません。

可能性としては、

・ストレス軽減

・冷え性の改善

・自律神経が整う

などが考えられるでしょう。

しかし、患者さん自ら考え工夫して症状が良くなることは好ましい事です。

岩盤浴に関してはもちろん個人差はあると思います。

困っている患者さんにとって少しでも参考になればと思います。