大声を出した後に咳が止まらない理由とその対処法

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大声を出した後に咳が止まらない理由とその対処法

あなたは、イベントで応援したり、友人との楽しい時を過ごしたりする中で、時には大声を出すことがありますよね。

しかし、その後に咳が止まらなくなることがあると思いませんか?

この現象は、身体からのサインであり、無視できない重要なメッセージかもしれません。

ここでは、大声を出した後に咳が止まらない理由と、それに対する効果的な対処法を患者様向けにご紹介します。

大声が引き起こす咳の原因

  1. 声帯の炎症:大声を出すことによって声帯に負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。これにより声帯が腫れ、咳の原因となり得ます。
  2. 気道の乾燥:大声を出す際には口を大きく開けがちで、これにより気道が乾燥しやすくなります。乾燥した気道は咳を誘発します。
  3. 気道への刺激:息を強く吐き出すことで、気道が刺激され、咳を引き起こすことがあります。
  4. 胃酸逆流:大声を出す行為が胃酸の逆流を促し、その結果、気道を刺激して咳を引き起こすことがあります。
  5. アレルギー反応:アレルギーのある方は、大声を出した後、特に咳に悩まされることがあります。
  6. 喘息:喘息を持つ人は、大声を出すことで咳を引き起こす可能性が高くなります。
  7. 慢性閉塞性肺疾患(COPD):COPDの患者さんは、大声を出した後、咳が悪化することがあります。
  8. 肺炎や肺がん:これらの病気は咳を伴うため、大声を出した後に咳が続く場合は、専門医の診察を受けることが重要です。
  9. 心臓病:一部の心臓病では、呼吸器系の症状が表れることがあり、その一つが咳です。

対処法

咳が止まらない場合には、以下の対処法を試してみましょう。

  • 水分補給:喉の乾燥を防ぐために、十分な水分を摂取しましょう。
  • うがい:喉の清潔を保つために、うがいをしましょう。
  • 首の温め:湯たんぽやホットパックで首周りを温めることで、声帯の緊張を和らげます。
  • マスクの着用:外出時にはマスクを着用し、気道の乾燥と刺激を防ぎましょう。
  • のど飴:のどの刺激を和らげるために、のど飴をなめることが効果的です。
  • 市販の咳止め:症状が軽い場合は、市販の咳止めを試してみるのも一つの方法です。

しかし、咳が長引く場合や、他の症状が伴う場合は、早めに医療機関を受診し、専門医のアドバイスを受けることが大切です。

まとめ

大声を出した後に咳が止まらない場合は、単なる一時的な症状ではなく、身体からの重要なサインかもしれません。

上記で挙げた対処法を試しながら、必要であれば医療機関の受診を検討してください。

あなたの健康と快適な日々を守るために、咳には注意を払いましょう。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)