🫁 1年ぶりの来院で気づくこと — 変わらない日常と進化し続ける医療

こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。
先日、1年ぶりに来院された患者さんが診察室に入るなりこう言いました。
「先生、ここ…ずいぶん進化しましたね!」
⏳ 変わらないことの意味
1年ぶりにお会いしても、多くの患者さんは見た目や生活があまり変わっていないことが多いです。
それは「変える必要ががないから」ではなく、日常には変えられない事情や制約があるからです。
家族のこと、仕事のこと、体質のこと…。
「変わらないこと」には、その人なりの背景と意味があるのです。
🔄 医療は進化し続ける
一方で、医療の側は常に進化しています。
新しい機器、最新の知見、より良い治療の方法。
当院もまた、昨日の自分に満足せず、1年の間に小さくても確かな変化を積み重ねています。
患者さんにとっては「変わらない1年」でも、当院にとっては「進化の1年」。
その差に触れることで、驚きを覚えるのは自然なことです。
🌱 変化をどう受け止めるか
ここで大切なのは、変われないことを責めるのではなく、
「変化をどう受け止めるか」という姿勢です。
- 自分には今できないことがある
- でも医療の進化をきっかけに、新しい視点を得られるかもしれない
- 幸せになれるかどうかは、その“受け止め方”にかかっている
医療は無理に人を変えるものではありません。
むしろ、「変わらない日常」と「進化する医療」をどう重ね合わせるか――
そこに人生をより良くするヒントがあります。
✨ 終わりに
1年ぶりに来院された患者さんの言葉は、私に改めて考えさせてくれました。
「人はすぐには変われない。けれど医療は進化し続ける」
この二つの事実が出会うところに、本当の医療の価値があるのだと思います。
だから私たちは、変わらない日常を抱える患者さんに寄り添いながら、変化の灯をともしていきたい。
それが、進化を続ける当院の使命です。
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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