患者さんから「新玉ねぎ」をいただきました

〜からだ整えラボ的、“春を食べる”ということ〜

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼です。

先日、患者さんから立派な新玉ねぎをいただきました。

土の香りがほんのり残った、みずみずしい新玉ねぎ。
スーパーに並ぶ野菜とはまた違う、“畑の生命力”のようなものを感じます。

こういう季節の食材をいただくと、私はいつも思います。

「食べること」は、治療の土台だな、と。

もちろん、病気によっては薬が必要です。
吸入治療も、塗り薬も、抗アレルギー薬も大切です。

でも、その土台にあるのは、

  • 眠れているか
  • 呼吸が浅くなっていないか
  • 胃腸が疲れていないか
  • ちゃんと旬を感じられているか

そういう“日々の整え”だったりします。

春は、実は「ゆらぎ」の季節

春というと、気持ちのよい季節のイメージがありますが、医療的には意外と不調が増える時期です。

  • 花粉
  • 黄砂
  • 気温差
  • 自律神経の乱れ
  • 新生活ストレス
  • 睡眠の質の低下

呼吸器では、

  • 咳が長引く
  • 喘息が不安定になる
  • 鼻炎で口呼吸になる

皮膚科では、

  • かゆみ
  • 湿疹
  • 蕁麻疹
  • 肌荒れ

などが増えてきます。

つまり春は、“外側の刺激”が一気に増える季節なのです。

だからこそ、この時期は
「戦う」より、
“整える”ことが大切になります。

新玉ねぎは「めぐり」の食材

薬膳では、玉ねぎは
「気の流れを整える」
「滞りを動かす」
食材として考えられることがあります。

難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと、

  • なんとなく重だるい
  • ストレスで詰まる
  • 胃腸が停滞する
  • 冷えて巡りが悪い

そんな状態を“少し軽くする”イメージです。

特に新玉ねぎは、普通の玉ねぎより水分が多く、辛味がやわらかい。

春のからだに合いやすい、やさしい旬の食材です。

呼吸器内科医として思うこと

喘息や咳の患者さんを診ていると、

「薬は飲んでいるのに調子が悪い」

という時があります。

そういう時、実は

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 食生活の乱れ
  • 胃腸疲労
  • 冷え

が背景にあることも少なくありません。

呼吸と自律神経は、かなり密接につながっています。

胃腸が乱れると、呼吸も浅くなる。
睡眠が乱れると、炎症も悪化しやすい。

だから私は、診察の中で、

「最近ちゃんと食べていますか?」

と聞くことがあります。

新玉ねぎのような旬の野菜は、
単なる栄養だけではなく、

“季節にからだを合わせる”

という意味でも大切なのだと思います。

おすすめは「シンプル調理」

せっかくの新玉ねぎ。

個人的には、あまり手を加えすぎないのが好きです。

① スライスしてそのまま

かつお節と醤油だけでも十分。
ポン酢でもおいしいですね。

② 丸ごとスープ

コンソメでも和風だしでも合います。
加熱すると甘みが驚くほど出ます。

③ 豚肉と合わせる

薬膳的にも、玉ねぎの“巡らせる力”と、豚肉の“潤す力”は相性が良い組み合わせです。

「からだ整えラボ」が大切にしたいこと

現代は、

  • 情報が多すぎる
  • サプリが多すぎる
  • 健康法が多すぎる

時代です。

でも本来、からだを整える基本は、そんなに複雑ではありません。

  • ちゃんと寝る
  • 深く呼吸する
  • 少し歩く
  • 季節のものを食べる
  • 人とのつながりを持つ

そういう積み重ねの上に、医療があります。

今回いただいた新玉ねぎから、
あらためてそんなことを感じました。

素敵なお心遣い、本当にありがとうございました。

春の力を、しっかりいただこうと思います。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞