心のゆとりのためにバレエ鑑賞のおすすめ
趣味の一つをご紹介します。
疲れた時などの息抜きにバレエを鑑賞します。
バレエ鑑賞というと、なかなかイメージがつきにくいと思います。
バレエには、人を育て、心を豊かにする力があります。
その素晴らしき世界をご案内させていただきます。
バレエ鑑賞の最大の意義は、豊かな感受性を研ぎ澄ませ、心のゆとりをもたせてくれます。
バレエは,ダンサーたちの鍛錬された身体の美しい動き,舞台装置や衣装,そして踊りと一体となった音楽と美術が融合した総合芸術です。
芸術鑑賞の意義とは、心を落ち着かせることができます。
それはストレスが多い社会においても心の地盤になります。
現代社会においては、いじめや自殺、ブラック企業や過労死、格差社会やこどもの貧困などストレス社会です。
忙しい中では本当の自分を見失いがちです。
そこで今、私たちが最も必要としているのは、本当の自分を見つめるための心の落ち着きではないでしょうか。
心の落ち着き方については人それぞれかと思いますが、その中の一つが芸術鑑賞です。
例えば、能や歌舞伎、オペラやバレエ、オーケストラ、美術館など多くの芸術に触れる場があります。
芸術鑑賞はストレスの温床ともなりうる日常から、人間関係から距離を置いたところにある非日常にいざないます。
それによって本当の自分はどのように生きたいのか、自分自身を見つめなおし、強い自分に成長できます。
バレエの踊りのスタイルや音楽は様々で,悲劇もあれば喜劇もあり,内容も実にバラエティに富んでいます。
バレエはイタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで成人したと表現されます。
今も多くのバレエファンを魅了するチャイコフスキー三大バレエ『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』を生んだのはロシアです。
バレエは技術的な完璧さだけでは不十分です。
機械のような精密さほど白鳥に似つかわしくないものもありません。
各ダンサーが俳優でなければなりません。
決められた型にはまった回転動作を行いながら、ダンサーはそこに独自の美と意味を注ぎ込みます。
バレエは多くの先人たちによる英知の積み重ねによって生まれ、芸術性が高く奥が深い。非日常であっても、どこかで自分の感覚に合うものが必ず見つかります。
バレエを観ること自体は簡単です。観に行きたい演目、日程、場所、バレエ団のいずれかを選択すればおのずと決まってきます。
演目においては「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ドン・キホーテ」「ロミオとジュリエット」が分かりやすいでしょう。
バレエ鑑賞をしっかりと満喫するためには、事前に演目のストーリーを予習していくことをおすすめします。
パンフレットを購入しておけばストーリーもわかります。言語による表現がなく、すべてを身体で表現するのがバレエの世界です。
美しいダンサーたちの華麗な舞踊や表情に、一体どんな意味が込められているのか、作品のストーリーを理解してから鑑賞することで、より深く楽しむことができます。
年間を通して何らかの演目は公演されています。
音楽はオーケストラが生で演奏をしています。
これも一流のオーケストラが演奏をしていますので、存分に楽しめます。
有名な演目であれば、どこかで聞いたことのある音楽が必ず流れるはずです。
場所は初台にある新国立劇場(新国立バレエ団)、渋谷にあるbunkamuraオーチャードホール(Kバレエカンパニー)、後楽園にある文京シビックホール(井上バレエ団、牧阿佐美バレヱ団が多く上演)、新百合丘にあるテアトロ・ジーリオ・ショウワ(スターダンサーズ・バレエ団)、上野の東京文化会館(多くの海外公演)があります。
チケットはチケットぴあなどでチケットを購入します。
誰と行くか?家族、男性一人、女性一人、友人同士、恋人同士、いずれもバレエと劇場は受け入れてくれます。
家族の付き合いのためと、まったく興味がなくかったとしても行けば新たな人生の出会いがあります。
素晴らしいオーケストラが子守歌として夢の世界へ連れていくかもしれません。
もしくは見たこともない美しい妖精がいる夢の世界へ連れて行ってくれるかもしれません。
どちらでも構いません。ぼ~と見ていて「なんかいい音楽だな」「きれいだな」「かっこいいな」「すごいな」と思えばよいのです。
劇場に入れば、演者や創り手にとっては観衆の感動が響き、演じて心地よい場となります。
見る側にとっては舞台上の演者の心を感じる空気が流れ、舞台と観客席の共鳴を体感する場となるのです。
芸術のシャワーを全身で浴びているような気持ちになります。
さらに、休憩時間に一歩外を踏み出せば着飾った紳士淑女がおおく鑑賞しているのに気づき自分の背筋も伸びます。
服装は自由です。多くの人たちは、非日常を楽しむべく、スーツにドレス、スカーフと、華やかに着飾り、おめかしをしてやってきます。
ですので、歴史深いバレエ鑑賞を雰囲気ごと楽しむなら、バッチリおめかししていくことをおすすめします。
ホワイエではシャンパンやワインが飲め、軽食もあります。
バレエは生きた芸術で、日々進化します。
バレエは、言葉を使わずにストーリーや感情を表現し、伝える万国共通の芸術です。
日本にいながら世界のバレエ団の多彩な舞台に触れることができる国は、おそらく他にないでしょう。
美しいものや素敵な瞬間に感動する心を育むだけでなく、社会的な交わりを経験し、同じ感動を家族・友人や多くの人と共有することによって、コミュニケーション力をアップさせることができると思います。
いつかバレエ鑑賞へ出かけてみませんか。
家族そろってバレエ鑑賞で同じ舞台に感動してみてはいかがでしょう。
バレエを観た後はいつも、なぜか勇気が湧いてきます。
輝いた表情で互いの感想を話しながら足どり軽く劇場を後にする方々が本当に大勢います。
バレエで、目から、耳から、皮膚から、五感を総動員して吸収されたものは優れものでゆっくりと、でも確実に、よい人と元気な社会をつくります。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックは文化芸術へ支援しています。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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