クリニックと大学病院での経験を活かして~医師としての二刀流の意味~

クリニックと大学病院での経験を活かして~医師としての二刀流の意味~

皆さん、こんにちは。今日は少し私自身のことについてお話ししたいと思います。

クリニックに通っていただいている患者さんの中には、時折「大学病院での診療を希望します」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

それはもちろん、患者さんの意思であり、私もそのご希望に応じて適切な紹介を行っています。

しかし、ここで一つお伝えしたいことがあります。

それは、実は私自身、クリニックだけではなく、大学病院でも診療に携わっているということです。

私が大学病院とクリニックの「二刀流」として働いている理由は、どちらの現場にも独自の利点があるからです。

大学病院では最先端の医療を提供し、難治性の症例や複雑なケースに取り組むことができます。

一方、クリニックでは地域の皆さんに寄り添い、日々の生活に密着した医療を提供しています。

この両方を経験することで、どちらの環境にも精通し、患者さんの様々な背景や心情を理解することができます。

大学病院信仰にとらわれないで

ここで、いくつかの患者さんに見られる「大学病院信仰」についてお話したいと思います。

確かに、大学病院や大きな病院には高度な医療技術や最先端の治療法があり、特定の病状には非常に有効なこともあります。

しかし、それだけではなく、大学病院には必ずしも「良いこと」ばかりではないこともあります。

例えば、大学病院では非常に多くの患者さんが訪れるため、一人ひとりの患者さんとの時間が限られてしまうことがよくあります。

また、場合によっては、まだ臨床経験の浅い医師が診察に当たることもあります。

これは、大学病院が教育機関でもあるため、新人医師が実地で経験を積むことが求められるためです。

もちろん、教育の場であることは医療の質を高める重要な要素ですが、すぐにベテラン医師にかかれないこともあるという点はご理解いただければと思います。

クリニックならではの親身な医療

一方、クリニックでは、私自身が日常的に診療に携わり、地域の皆さんと継続的に向き合うことで、患者さん一人ひとりに合った個別の治療を提供することが可能です。

クリニックには、大きな病院では得られない「親身な医療」がありますし、私自身も大学病院での経験を活かして、皆さんに適切な治療を提供できるよう努めています。

さらに、大学病院では診療の対象や専門領域が非常に特化しているため、患者さんの症状や状態によっては、大学病院で診察が難しいと判断される場合もあります。

その点、クリニックでは幅広い症状や状態に対応できるため、大学病院では診療の対象とならなかった方でも、しっかりと診察・治療を行うことができるのが利点です。

これは、地域に根ざしたクリニックならではの強みと言えるでしょう。

患者さんのご希望を最優先に

もちろん、患者さんが大学病院での診療を希望される場合には、私は喜んでご紹介いたします。

それが患者さんご自身の希望であり、最適な治療を受けるために大切なことだと考えているからです。

ですから、「大学病院だからすべてが良い」という信仰にとらわれず、皆さんが本当に必要としている医療が何かを一緒に考えていきたいと思います。不安や疑問があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

まとめ

引き続き、クリニックと大学病院の二刀流として、皆さんの健康をサポートしていきますので、どうぞ安心してお任せください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)