デュピルマブ(デュピクセント)治療は自己注射を主体に:当院の方針

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック(横浜市)です😊

当院では、多くのアトピー性皮膚炎の患者様に「生物学的製剤 デュピルマブ(商品名:デュピクセント)」を使用しています。


近年では、地域の医療機関からも依頼をいただき、より多くの患者様の治療に携わらせていただいております。

💉デュピクセントには2つの投与方法があります

  1. 院内での注射
    医師・看護師がクリニックで投与します。
  2. 自己注射(在宅注射)
    最初は院内でレクチャーを受け、その後はご自宅で自己注射が可能になります。通院負担を減らしながら治療を継続できるのが大きな魅力です✨

⏰ 自己注射のメリット

✅ 通院回数が減る

自己注射に切り替えることで、毎回の通院が不要となり、3か月に1回の通院で治療が続けられるようになります。
忙しい方にとって大幅な時間の節約になります。

✅ 3か月処方が可能

デュピクセントは、最大3か月分までまとめて処方できます。
これにより通院回数が減るだけでなく、処方の仕組みを上手に活用することで費用面にもメリットが生まれます。

💰 高額療養費制度と3か月処方の関係

デュピクセントは高価なお薬であるため、1か月ごとの処方では毎月自己負担額がかかります

しかし、3か月分まとめて処方を受けると、その月の医療費が一気に高額となるため「高額療養費制度」が適用されやすくなります

これにより、自己負担額が大幅に軽減されるケースが多くあります。
患者様の経済的負担を減らすうえでも、3か月処方は大きなメリットとなります✨

🏥当院の方針

当院では、患者様の 通院負担を減らし、治療を長く安心して続けていただくこと、そして 費用面でのメリットを最大限に活かすこと を重視しています。

そのため、原則として安全に自己注射が可能な患者様に対し、初回導入・指導を行ったうえで自己注射での継続をお願いしております

ただし、「どうしても自己注射が難しい」という方はお気軽にご相談ください
医師・スタッフと一緒に最適な方法を検討し、柔軟に対応いたしますのでご安心ください。

🌸まとめ

  • デュピクセントはアトピー性皮膚炎の新しい選択肢として、多くの患者様に効果を発揮しています。
  • 当院では自己注射を基本としつつ、患者様一人ひとりの状況に合わせた柔軟な対応を心がけています。
  • 自己注射を基本とすることで通院回数が減り、3か月処方で高額療養費制度を活用できるメリットも大きいです。
  • ご不安やご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください😊

👉 アトピー性皮膚炎の治療は「続けやすさ」がとても大切です。

👉 デュピクセントにご興味のある方、治療方法を迷っている方はぜひ当院へご相談ください。

👩‍⚕️地域の医療機関の先生方へ

当院では、皮膚科外来においてデュピルマブ(デュピクセント)治療の導入・継続管理を積極的に行っております。

  • 初回導入・自己注射指導を当院で行い、その後は在宅自己注射を基本としています。
  • 自己注射が難しい患者様については、状況に応じて院内投与も対応いたします。
  • 紹介いただいた患者様につきましては、皮膚科専門医が経過を丁寧にフォローし、必要に応じて先生方にご報告いたします。

地域の診療の一助となれるよう努めてまいりますので、どうぞお気軽にご紹介ください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)