🚨【NHKトリセツショーまとめ】「長引くせき」は命のサイン!?

早めに気づくための“最新トリセツ”🫁✨

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの 山口裕礼 です。

先日NHKで放送された
「明日が変わるトリセツショー:長引くせき」
とても素晴らしい内容でした。

そして当院にもある“取扱説明書”として
ぜんそくの危険サインを極限まで分かりやすくまとめた資料が公開されております。
今日はこれを患者さん向けに、分かりやすく解説します📘🫁

✅そもそも…長引く咳の「放置」が命取りになることも

「風邪が長引いてるだけ」と思いがちな咳。
しかし、実際には 大人のせきの7割が“ぜんそく”に関係している というデータもあります😳

そして驚くべきことに、

🔥日本には“気づいていないぜんそく患者”が推定 1,000万人

あなたが「ただの咳」と思っていても、
実は のどではなく、気管支の炎症が続いているサイン かもしれません。

👀【決定的証拠】長引く咳=気道がこうなっています…

PDFには、気道内視鏡のリアルな写真が掲載されています。

●正常:きれいに広いトンネル

●咳を放置した気道:内側がボコボコに腫れ、赤くただれ、狭くなる

これはまさに
「呼吸の通り道が炎症で狭くなっている状態」=ぜんそくの典型

放置すればするほど、
炎症 → 気道のむくみ → 咳が続く → さらに炎症が悪化
という負のループに陥ります。

⏰【ここが最重要】

咳が続く期間でわかる「危ないサイン」🧭

🔸ポイントは「3週」と「8週」!!

✔️3週間 続けば → “ぜんそくの疑い”

✔️8週間 続けば → “慢性化の危険”

NHKでも強調されていた通り、
期間で診断の方向性が大きく変わります。

風邪の咳は長くても 2〜3週間で終わるのが普通。

つまり…

3週間以上続く咳は、もう“風邪ではない”可能性が高い
8週間以上なら、専門治療が必要な段階

🧪【なぜ咳が長引く?】

→“好酸球”という炎症細胞が暴走しているから

大人のぜんそくの多くは
アレルギー性の炎症(好酸球性気道炎症) が原因。

好酸球が気管支に集まり、
・むくむ
・粘液が増える
・気道が細くなる
→ 咳が止まらない

という流れです。

治療ではこの炎症をしっかり抑える必要があります。

🚫【ここが最大の落とし穴】

“症状が軽い日”に薬をやめてしまうこと

吸入薬を使う患者さんの多くが
「今日は楽だから…」と自己判断で中止します。

しかし…

⚠️咳が楽になっても、炎症はまだ残っています
⚠️やめた瞬間から炎症が再燃
⚠️症状悪化を繰り返す「ぜんそく階段落ち現象」へ

番組でも強調されていましたが、
ぜんそく治療は
“症状がなくても続ける”が鉄則です。

⏳【忘れず治すための奥義】

ぜんそく治療の“TP作戦”とは?✨

これは番組でも紹介された、
治療継続のコツ

🅃=Time(時間)

毎日決まった時間に吸入する

🄿=Place(場所)

吸入する場所も毎日同じにする

例えば
・朝の洗面台
・寝る前のベッド脇
など。

行動とセットにすると「忘れない」=確実に治療効果が出る
という科学的な工夫です✨

🧬【最新治療】生物学的製剤で重症ぜんそくも改善

番組でも触れられた “重症ぜんそく” ですが、
現在は生物学的製剤により
劇的な改善が期待できる時代 になりました。

・好酸球型
・アレルギー型
など、タイプに合わせて最適化できます。

呼吸器専門医なら、あなたに最適な種類を選べます。

🚑【放置すると…】

日常生活に支障が出るだけでなく “命に関わる” ことも

ぜんそくは「死ぬ病気」です。

年間約1,500人が命を落とし、
その多くは
治療中断・放置・自己判断の中止 が原因と言われます。

“長引く咳を軽く見ないでほしい”
NHKのメッセージは極めて妥当です。

🌈【院長からのメッセージ】

長引く咳は「あなたの体からのSOS」

✓ 3週間続く
✓ 夜や明け方に悪化
✓ 動くと咳込む
✓ 息が苦しい日がある
✓ 深呼吸で咳が出る

ひとつでも当てはまる方は、
呼吸器専門の診察をおすすめします。

当院でも、NHKで紹介された内容に沿って
最新の炎症評価・治療・生活アドバイス
すべて対応しています。

📣最後に(とても大事なこと)

NHKが伝えていたのは――

「長引く咳は、放置したら危険。

しかし、正しい治療で必ず良くなる!」

という確かな希望です。

あなたの咳の原因を正しく見つけ、
最短で改善させるために、
どうぞ気軽にご相談くださいね🍀🫁✨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞