迷うのは、前に進もうとしている証です

― ゲーテの言葉に学ぶ、「努力する人」だけが持つ苦しみと希望 ―

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼です。😊

人生には、迷う時があります。

進むべき道が分からない。
このままでいいのか不安になる。
頑張っているのに、答えが見えない。
そんな時間は、誰にでもあります。

けれど私は、最近あらためて
「迷うこと」は、決して悪いことではないのだと感じています。

今日は、そんなことを深く考えさせてくれる
ゲーテの言葉をご紹介したいと思います📖✨

ゲーテの有名な言葉

「人間は努力するかぎり、迷うものだ」
― ゲーテ『ファウスト』

この一文は、とても短い言葉ですが、人生の本質を突いているように思います。

何かを成し遂げようとする時、
高い目標を掲げた時、
自分を少しでも良くしたいと思った時、
人は必ず迷います。

逆に言えば、
迷っているということ自体が、努力している証拠なのかもしれません。

何も考えず、何も挑戦せず、何も変えようとしなければ、
そこまで深く迷うことはないでしょう。

しかし、真剣に生きている人ほど迷います。
一生懸命に努力している人ほど苦しみます。
それでも前に進こうとする人にだけ、迷いは訪れるのだと思います。

迷いは「弱さ」ではなく、「誠実さ」です

世の中には、
「迷わず進める人」が強く見えることがあります。

けれど本当にそうでしょうか。

私は、長年医師として多くの方と接してきて、
迷う人には共通点があるように感じています。

それは、真面目で、誠実で、ちゃんと考えている人だということです。

自分の人生を雑に扱わない。
周りの人を大切にしたい。
失敗したくない。
できれば正しい選択をしたい。

そう思うからこそ、人は迷うのです。

つまり迷いとは、
単なる優柔不断ではなく、
人生に対して誠実であることの表れとも言えるのではないでしょうか🌱

診療の現場でも、「迷い」はよく見えます

これは患者さんにも同じことが言えます。

受診しようか迷う。
薬を始めるか迷う。
検査を受けるか迷う。
生活を変えるべきか迷う。

こうした迷いは、決して悪いことではありません。

むしろ、
自分の身体と向き合おうとしているからこそ生まれるものです。

本当に無関心な人は、そもそも迷いません。
「このままではいけないかもしれない」
「少しでも良くなりたい」
そう思うからこそ、人は悩み、考え、立ち止まるのです。

だから私は、迷っている患者さんを見ても、
それを否定的には見ません。

むしろ、
その迷いの中に、その人の真剣さがあると感じています。

迷いながらでも、進めばいい

多くの人は、
「迷いがなくなってから進もう」
と考えます。

でも実際は、
迷いが完全になくなる日など、そう簡単には来ません。

だから大切なのは、
迷わないことではなく、迷いながらでも前に進むことです。

不安があってもいい。
自信がなくてもいい。
答えが見えていなくてもいい。

それでも一歩踏み出すことに意味があります。

完璧な確信を持って進める人は、そう多くありません。
多くの人は、迷いながら、揺れながら、それでも進んでいます。

そして実は、その姿こそが
一番人間らしく、尊いのではないかと思います✨

迷いは、努力している人への勲章かもしれません

ゲーテの
「人間は努力するかぎり、迷うものだ」
という言葉は、
迷っている人を責める言葉ではなく、
むしろ優しく包み込む言葉のように思えます。

「迷っているあなたは、ダメなのではない」
「それだけ真剣に生きているのだ」
そう語りかけてくれているようです。

迷いがあるからこそ、人は考える。
考えるからこそ、人は成長する。
成長しようとするからこそ、人はまた迷う。

この繰り返しの中で、人は少しずつ自分の人生を深くしていくのでしょう。

最後に

今、もし迷っている方がいたら、
どうか「自分は弱い」と思わないでください。

迷っているのは、
あなたが怠けているからではありません。
あなたが中途半端だからでもありません。

それは、
ちゃんと生きようとしている証拠です。

努力している人ほど迷う。
真剣な人ほど苦しむ。
でも、その迷いは決して無駄ではありません。

ゲーテの言葉を胸に、
私自身もまた、迷いながら進んでいきたいと思います。

そして、診療の場でも、
人生に迷う方、身体の不調に迷う方、治療に迷う方に、
ただ正解を押しつけるのではなく、
一緒に考え、寄り添いながら、次の一歩を支える医師でありたいと思っています😊

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞