🌿【院内に観葉植物を増やす理由】薬だけでは整わない「呼吸・皮膚・自律神経」の話

〜からだ整えラボ:緑のある空間は、体にやさしい〜

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼です。

最近、少しずつですが、当院の中に観葉植物を増やしていきたいと考えています🌱

理由は、単に「おしゃれだから」ではありません。

もちろん、院内が明るくなったり、雰囲気がやわらかくなったりすることも大切です。
しかし、私が本当に大事だと思っているのは、

人の体は、空間からも影響を受けている

ということです。

呼吸、皮膚、自律神経、睡眠、疲労感、ストレス。
これらはすべて、私たちが毎日過ごしている環境と深くつながっています。

🌿 観葉植物は「飾り」ではなく、体を整える環境づくり

病院やクリニックという場所は、どうしても緊張しやすい場所です。

「今日は何を言われるだろう」
「検査結果は大丈夫だろうか」
「症状がよくならなかったらどうしよう」

そんな不安を抱えて来院される方も少なくありません。

そのとき、無機質な空間だけが広がっているよりも、
視界の中に少しでも緑がある。

葉のかたちが見える。
光がやわらかく反射する。
自然な陰影がある。

それだけで、人の体は少しゆるみます🌿

これは気分の問題だけではありません。
私たちの体は、目から入る情報によって、自律神経の働きが変わります。

緊張が強いと、呼吸は浅くなります。
肩に力が入り、胸が固くなり、眠りも浅くなります。

反対に、安心できる空間では、呼吸は自然と深くなります。

つまり、観葉植物を置くことは、
「体が整いやすい空間」をつくることでもあるのです。

🫁 呼吸器内科として感じる「緑の力」

呼吸は、とても不思議な働きです。

自分で意識して深く吸うこともできますが、普段は無意識に行われています。
そしてこの呼吸は、ストレスや緊張にとても敏感です。

不安が強いとき、呼吸は浅くなります。
焦っているとき、息は速くなります。
疲れているとき、胸の動きは小さくなります。

喘息や長引く咳の患者さんを診ていると、
肺そのものの問題だけではなく、

自律神経の乱れ
生活環境のストレス
睡眠不足
緊張しやすい体の状態

が関係していると感じることが多くあります。

もちろん、必要な検査や治療、吸入薬などは大切です。
しかし、それだけでなく、

「呼吸しやすい環境にいること」
「安心できる空間で過ごすこと」
「体がゆるむ時間を持つこと」

も、呼吸を整えるうえで重要です。

院内に観葉植物を増やしたいと思うのは、
来院された方が診察を待つ間にも、ほんの少し呼吸が整うような空間をつくりたいからです🌱

🧴 皮膚科としても、環境はとても大切です

皮膚は、体の一番外側にある臓器です。

外の刺激を受け取り、体の内側の状態も映し出します。

ストレスが強いと、かゆみが増える。
睡眠不足が続くと、湿疹が悪化する。
緊張や疲労が続くと、蕁麻疹が出やすくなる。

こうしたことは、日々の診療でもよく経験します。

皮膚は、心や自律神経と切り離せません。

だからこそ、皮膚科診療においても、
「薬を塗る」
「飲み薬を使う」
だけではなく、

体が落ち着く環境を整えること
ストレスを下げる生活をつくること
安心できる時間を持つこと

が大切になります。

観葉植物は、劇的な治療薬ではありません。
でも、日々のストレスを少しやわらげる存在にはなります。

そして、その小さな積み重ねが、皮膚の状態にも影響していくと私は考えています🌿

🧠 現代人は「自然不足」になっている

現代の生活は、想像以上に人工物に囲まれています。

スマートフォン。
パソコン。
蛍光灯。
コンクリート。
車の音。
通知音。
予定表。
メール。
SNS。

私たちの脳は、毎日たくさんの情報を処理し続けています。

その結果、体は休んでいるつもりでも、脳はずっと緊張している。
そんな状態になりやすいのです。

そこに、緑が入る。

葉のゆらぎ。
自然な色。
植物の丸み。
光と影のやわらかさ。

それらは、脳にとって「安全」を感じやすい情報です。

自然を見ると、なぜかほっとする。
森の中に行くと、呼吸が深くなる。
木漏れ日を見ると、気持ちが落ち着く。

これは、私たちの体に本来備わっている反応なのだと思います。

だからこそ、クリニックの中にも、少しずつ自然を取り入れていきたいのです🌳

🏥 当院を「来た瞬間から整い始める場所」にしたい

クリニックは、病気を診る場所です。
しかし、それだけではありません。

私は、当院を

来た瞬間から、少し体が整い始める場所

にしていきたいと考えています。

待合室に座ったとき。
診察室に入る前。
会計を待っている時間。
ふと視線を上げたとき。

そこに緑がある。
光がある。
少し落ち着ける空間がある。

それだけで、患者さんの緊張が少しほどけるかもしれません。

医療は、検査や処方だけで完結するものではありません。
空間、会話、雰囲気、安心感。
そうしたものすべてが、医療の一部だと考えています。

🏠 自宅にも観葉植物を置いてみませんか?

これは、患者さんにもぜひおすすめしたいことです。

自宅に、観葉植物を置いてみてください🌿

大きな植物でなくてもかまいません。
高価なものでなくてもかまいません。
まずは1鉢で十分です。

たとえば、

リビングの一角。
デスクの横。
寝室の入り口。
玄関。
キッチンの近く。

毎日、自然に視界に入る場所に置いてみる。

それだけで、部屋の空気感は変わります。

疲れて帰ってきたとき、緑が目に入る。
朝起きたとき、葉の色が見える。
仕事の合間に、ふと植物を見る。

こうした小さな時間が、体にとっては意外と大切です。

🌱 初心者におすすめの考え方

観葉植物というと、

「枯らしてしまいそう」
「水やりが難しそう」
「虫が出たら困る」
「どこに置けばいいかわからない」

と思う方もいるかもしれません。

でも、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。

大事なのは、
植物を育てることを義務にしないことです。

まずは、育てやすいものを1つ選ぶ。
水やりは少なめから始める。
日当たりを見ながら場所を変える。
葉の状態を少し観察する。

これだけで十分です。

植物は、こちらの生活リズムを映してくれます。

忙しすぎると、水やりを忘れる。
余裕があると、葉の変化に気づく。
疲れていると、植物を見る時間すらなくなる。

つまり観葉植物は、
自分の生活を見直す小さなサインにもなります🌿

🧘‍♂️ からだ整えラボ的に見る「植物の効果」

健康を整えるために、多くの方がまず考えるのは、

食事。
運動。
睡眠。
薬。
サプリメント。

もちろん、それらは大切です。

でも、その前に見落とされやすいものがあります。

それが、環境です。

どんな部屋で眠っているか。
どんな空間で仕事をしているか。
どんな光を浴びているか。
どんな景色を見ているか。
どんな空気の中で呼吸しているか。

体は、毎日その影響を受けています。

観葉植物は、環境を整えるためのとても身近な方法です。

薬のように即効性があるわけではありません。
しかし、毎日じわじわと、空間の質を変えてくれます。

そして空間が変わると、
呼吸が変わり、
気分が変わり、
行動が変わり、
体の整い方も変わっていきます。

🌿 植物は「余白」をつくってくれる

現代人に足りないもの。
それは、余白かもしれません。

予定に追われる。
情報に追われる。
人間関係に追われる。
仕事に追われる。
スマホに追われる。

そんな毎日の中で、植物は何も急かしません。

ただ、そこにあります。

成長はゆっくり。
変化もゆっくり。
でも確実に、少しずつ伸びていく。

その姿を見ること自体が、
私たちに「ゆっくりでいい」と教えてくれているように感じます🌱

呼吸も同じです。
体を整えることも同じです。

一気に変える必要はありません。
少しずつでいいのです。

🏥 これからの当院の空間づくり

当院では、今後少しずつ、院内の雰囲気に合わせて観葉植物を増やしていきたいと考えています。

患者さんが緊張しすぎない場所。
呼吸が少し深くなる場所。
皮膚のかゆみや不安が少しやわらぐ場所。
診察までの時間が、少し穏やかになる場所。

そんな空間を目指していきます。

医療機関でありながら、
どこか少し安心できる。
体が整う方向に向かう。

そのようなクリニックでありたいと思っています。

🌿 最後に:まずは「1鉢」からでいい

健康づくりというと、つい大きなことを始めようとしてしまいます。

食事を完璧にしよう。
毎日運動しよう。
早寝早起きを徹底しよう。
全部変えよう。

でも、続かなければ意味がありません。

まずは、小さく始めること。

そのひとつとして、
自宅に観葉植物を1鉢置いてみる。

これは、とてもよい入口だと思います🌱

緑を見る。
葉に触れる。
水をあげる。
少し成長を感じる。

その小さな行動が、
体を整えるきっかけになるかもしれません。

当院も、これから少しずつ緑を増やしていきます。

来院された際には、ぜひ院内の植物にも目を向けてみてください。

もしかすると、診察前よりも少しだけ、
呼吸が深くなっているかもしれません。

🌿 からだ整えラボまとめ

体を整えるために必要なのは、薬だけではありません。

呼吸を整えること。
皮膚にやさしい生活をすること。
自律神経を乱しすぎないこと。
そして、毎日過ごす空間を整えること。

観葉植物は、そのための身近な第一歩です。

緑のある暮らしは、体にやさしい。

そう信じて、当院も少しずつ、
「整う空間づくり」を進めていきます🌿

来院された際には、ぜひ院内の植物にも目を向けてみてください。
もしかすると、診察前よりも少しだけ、呼吸が深くなっているかもしれません。

※掲載している写真はすべてイメージです。
当院が目指している「緑のある、呼吸が整う空間づくり」の参考としてご紹介しています。
今後、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでも、院内の雰囲気に合わせながら、少しずつ観葉植物を取り入れていきたいと考えています🌿

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞