毎朝「菓子パン」を食べていませんか?〜血糖・添加物・アレルギーまで🍞⚠️ からだ整えラボ的に考える〜

こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です😊
診察をしていると、患者さんの朝食についてお聞きすることがあります。
「朝は菓子パンです」
「コンビニのパンとコーヒーだけです」
「時間がないので、毎朝甘いパンを食べています」
実は、こうした方は決して少なくありません。
もちろん、たまに菓子パンを楽しむこと自体が悪いわけではありません。
問題なのは、
「毎朝、菓子パンだけ」という生活が何年も続いていること。
菓子パンは種類によって、
精製された小麦+砂糖+脂質
が中心になりやすい一方、
たんぱく質・食物繊維・ビタミン・ミネラル
は不足しがちです。
さらに「からだ整えラボ」では、血糖値だけでなく、
腸・アレルギー・肌・疲労・将来の生活習慣病
まで含めて考えたいと思っています🌱
🍩 1.朝から血糖値が上がりやすい
あんパン、クリームパン、メロンパン、デニッシュ、ドーナツ……。
これらはおいしいのですが、精製された小麦と砂糖を多く含むものが少なくありません。
食物繊維やたんぱく質が少ない状態で糖質を多く摂ると、血糖値が上がりやすくなります。
これが毎日の習慣になり、運動不足や食べ過ぎなども重なると、
- 肥満
- 2型糖尿病
- 脂質異常症
- 脂肪肝
- メタボリックシンドローム
などにつながる可能性があります。
「朝だから甘いものを食べても大丈夫」
とは限りません。
むしろ一日のスタートだからこそ、何を食べるかが大切です。
🧈 2.「糖+脂質」の組み合わせに注意
菓子パンで私がもう一つ気になるのが、
糖質と脂質を一緒にたくさん摂りやすいこと
です。
特に、
- デニッシュ
- クロワッサン
- ドーナツ
- チョコパン
- クリームパン
などは、商品によって糖質だけでなく脂質も多くなります。
そして、柔らかく、おいしく、短時間で食べられるため、
「食べた割には満足感が長続きしない」
ということもあります。
朝食を食べたのに、
「10時にはもうお腹が空いている」
という方は、朝食の内容を一度見直してみてもよいでしょう。
🧪 3.食品添加物についても知っておきましょう
市販の菓子パンの原材料表示を見ると、
- 乳化剤
- 香料
- 膨張剤
- pH調整剤
- 保存性を高めるための成分
- 着色料
などが使われていることがあります。
ここで誤解してほしくないのは、
「食品添加物=毒」ではない
ということです。
日本で認められている食品添加物は、安全性が評価され、必要に応じて使用量などの基準が定められています。
したがって、
「添加物が入っているから、その食品は危険」
と単純に考える必要はありません。
ただ、からだ整えラボ的に私が考えてほしいのは、
毎日の食事の大部分が、原材料の多い加工食品になっていないでしょうか?
ということです。
菓子パンだけでなく、
朝は菓子パン、
昼はカップ麺、
間食はスナック菓子、
夜は冷凍食品――。
このように食生活全体が加工食品中心になってしまうと、本来食べたい
🥦 野菜
🫘 豆類
🌾 全粒穀物
🐟 魚
🥜 ナッツ類
🍎 果物
などが減ってしまいます。
添加物一つ一つを怖がるより、
「できるだけ素材に近い食品を増やす」
ことを意識してみてください。
🤧 4.アレルギー専門医として気になる「菓子パンの中身」
菓子パンには、食物アレルギーの原因になりやすい食品がいくつも含まれています。
代表的なのが、
- 小麦
- 卵
- 乳
です。
さらに商品によっては、
- 大豆
- ごま
- アーモンド
- くるみ
- カシューナッツ
- ピーナッツ
などが含まれることもあります。
食物アレルギーは、食べ物に含まれるたんぱく質などを免疫が異物として認識し、過剰に反応することで起こります。
加工食品では、こうしたアレルゲンについて原材料表示を確認することが非常に重要です。
特に、
「パンを食べると口がかゆい」
「じんましんが出る」
「腹痛や下痢になる」
「喉が違和感を感じる」
「息苦しくなる」
といった症状を繰り返す場合には、
自己判断で「体質だから」と済ませないことが大切です。
食物アレルギーが疑われる場合には、医療機関で相談してください。
🫁 5.喘息のある方は「添加物への過敏反応」にも注意
食品添加物に対する過敏反応そのものは、決して多いものではありません。
しかし、一部の添加物については、特定の人で症状を起こすことがあります。
よく知られているものの一つが、
亜硫酸塩(サルファイト)
です。
亜硫酸塩は食品や飲料などの保存・酸化防止の目的で使われることがあります。
一部の喘息患者さんでは、亜硫酸塩によって
- 咳
- ゼーゼー
- 息苦しさ
- じんましん
などの過敏反応が起こることが報告されています。
ただし、
「喘息がある人は添加物を全部避けなければならない」
という意味ではありません。
症状が出た食品と原材料を記録しておき、繰り返す場合には医師に相談する。
これが大切です。
🥚 6.実は「入っているもの」より「足りないもの」が問題
菓子パン生活で、私が最も気になるのはこちらです。
何が入っているか以上に、何を食べていないか。
菓子パンだけの朝食では、
- たんぱく質
- 食物繊維
- 鉄
- 亜鉛
- カルシウム
- ビタミン類
などが不足しやすくなります。
すると、
「なんとなく疲れる」
「すぐにお腹が空く」
「便秘がち」
「肌の調子が悪い」
「体重が増えてきた」
という状態につながることがあります。
筋肉も、皮膚も、髪も、免疫も、
毎日の食事から得られる栄養素によってつくられています。
🌱 7.では、朝は何を食べればいいの?
難しい料理を作る必要はありません。
ポイントは、
①たんぱく質
②食物繊維
③できるだけ素材に近い食品
を一つでも増やすことです。
✅ 和食なら
ご飯+納豆+味噌汁+野菜
✅ パンを食べるなら
全粒粉パン+たんぱく質のおかず+サラダ+無糖飲料
✅ 時間がなければ
おにぎり+納豆・豆腐など+野菜スープ
✅ さらに簡単なら
オートミール+無糖ヨーグルトまたは豆乳+ベリー+ナッツ
などでもよいでしょう。
そして、
どうしても菓子パンを食べたい日には、
菓子パンだけで終わらせない。
野菜や果物、たんぱく質をプラスしてみてください。
🍞 菓子パンは「禁止」しなくて大丈夫です
ここが大切です。
私は、
「菓子パンを二度と食べないでください」
と言っているわけではありません。
お気に入りのパン屋さんで、おいしいパンを楽しむ。
旅行先でご当地パンを食べる。
休日に家族でパンを食べる。
食には、健康だけでなく楽しみも必要です😊
問題は、
何となく毎朝365日、同じような菓子パンを食べ続けること。
毎日だった人なら、
週に何回かを
「納豆ご飯」
「オートミール」
「全粒粉パン」
などに変えてみる。
それだけでも十分な第一歩です。
🌿 からだ整えラボ的に考えると
健康診断で、
血糖値が高い。
中性脂肪が高い。
体重が増えた。
脂肪肝になった。
さらに、
便秘、肌荒れ、疲労感などが気になる。
そんなとき、
薬やサプリメントを考える前に、
「毎朝、私は何を食べているだろう?」
と振り返ってみてください。
私たちの体は、一度の食事で突然悪くなるわけではありません。
反対に、一度健康的なものを食べたからといって、突然健康になるわけでもありません。
大切なのは、
毎日繰り返している小さな習慣です。
病気になってから生活を変えるのではなく、
病気になる前から、少しずつからだを整える。
医学だけではなく、
食事・腸・睡眠・運動・肌・心まで含めて、からだ全体を見ていく。
それが、私たちの考える
「からだ整えラボ」🌿
です。
明日の朝。
いつもの菓子パンを手に取る前に、ほんの少しだけ考えてみてください。
「今日の自分のからだには、何を食べさせてあげよう?」
健康づくりは、大きな決断ではなく、
毎朝の小さな選択から始まります😊
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞






