クリニックだより

患者の皆様へ:当クリニックの現状とご理解のお願い

医師の働き方改革と患者さんへの影響

私たちのクリニックは、専門的な呼吸器の治療を提供するために日々尽力しております。

しかし、私たちのクリニックも、医療提供の現実の中で、いくつかの挑戦に直面しています。

このブログを通じて、皆様に当クリニックの現状を共有し、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。

当クリニックの現状

内科において多い時で約100人近くの患者様が当クリニックを訪れます。

これは当院での一度の受診で標準的な2~3か月分の長期処方をしていても患者様の人数は増えてきております。

これは、非常に大きな数であり、診察を担当する医師一人ひとりにとっては、限界を超える負担となってもおかしくありません。

当院を慕っていただいている多くの患者様のおかげでスムースな診療ができております。

1時間待ちの患者様の裏には60秒以内で診察が終わる患者様もいます。

もちろん診察に15分の患者様もいます。

60秒で終わる患者様には当院の事情やスムースな診療への協力を言っていただくこともあります。

もちろん具合悪い際には時間をかけて丁寧に診察をさせていただいております。

私たちは、患者様一人ひとりに質の高い医療を提供することを心がけております。

多くの患者様の中で、それを可能としているのは当院に慣れ親しんでいる数年単位で通院を継続している患者様のおかげです。

もちろん2週間ごとの診察を希望される患者様もおりますが、大歓迎です。

初診の予約制とその必要性

このような、質の高い医療サービスを提供し続けるために、当クリニックでは初診の患者様には予約制を導入しています。

現在、初診の予約には約1ヶ月の待ち時間が生じています。

この決定は、軽々に下されたものではありません。

患者様には不便をおかけしてしまうことを、深く理解しております。

お叱りを受けることも

時には、初診をお断りする際にお叱りを受けることもあります。

これには心を痛めています。

患者様の健康を第一に考えての決断であることを、ご理解いただきたいと思います。

患者様の協力が必要です

一部の患者様は、医療機関に行けば必ず診察してもらえると思っているかもしれません。

しかし、医師も事務職員、看護師、薬剤師、人間であり、限界があります。

私たちは、限られた医療資源の中で最善を尽くしております。

より良い医療を患者様に提供できるかどうかは、患者様のご協力も必要不可欠です。

ご理解とご協力をお願いします

医師や医療スタッフは、皆様が健康でいられるよう、日々最善を尽くしています。

しかし、私たちもまた、様々な限界を抱えています。

患者様一人ひとりに対し、最高の医療を提供し続けるためには、皆様のご理解とご協力が不可欠です。

初診の予約制について、また、時には待ち時間が生じることについて、ご理解いただけますと幸いです。

私たちは、患者様と共に、より良い健康と医療の未来を築いていきたいと考えています。

皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。

今後、多くの患者様がスムースに当院に受診できるよう様々な取り組みを模索しております。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。