80歳代の医師から学んだこと
患者さんそれぞれのスタイルを尊重する医療のあり方
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
80歳代の医師から学んだこと
先日、当院に通院している80歳代の医師の患者さんとお話しする機会がありました。
その中で心に残った言葉がいくつもありますので、皆さんにもご紹介したいと思います。
「来る患者さんは来るし、来ない患者さんは来ない。人は簡単には変わらない。」
この言葉には、「患者さんそれぞれの選択を尊重する」という深い意味が込められていると感じました。
人の価値観や行動パターンはそう簡単には変わらないものです。
だからこそ、医療者側がその方の特徴やスタイルを理解し、寄り添う姿勢が重要だという教えでした。
治療を変えるという選択肢
「患者さんが変わらないのであれば、治療を変えればよい。」
同じ治療法がすべての患者さんに効果的とは限らないため、柔軟に対応することの重要性を教えられました。
医療は画一的なものではなく、個々の患者さんに合わせた「オーダーメイド」であるべきだと改めて感じます。
最終的には相性が決め手になる
「最終的に残る患者さんは、その医師と相性が良い患者さん。」
医師と患者さんの信頼関係や相性が、治療の継続に大きく影響するという話も印象的でした。
時には、別の医療機関や別の医師を選ぶことが最善の選択になる場合もあります。
それもまた、「患者さんが自分自身の健康を考えた結果」であり、尊重されるべき選択肢です。
私たち医療者への教え
「患者さんは変わらない。それでもその人に合った医療を提供することが大切だ。」
80歳代の医師の方との会話を通じて、「患者さんそれぞれのスタイルを尊重し、寄り添うこと」の重要性を再確認しました。
医療者として、患者さんの選択やライフスタイルを理解し、その上で最善の治療法を提供する使命を心に刻んでいます。
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