地球環境と自律神経のつながり:私たちにできること
こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
特に、自律神経への影響は見逃せません。
そこで今回は、「地球環境」と「自律神経」「私たちの健康」のつながりについてお話ししたいと思います。
地球環境が変わると、自律神経も変わる
私たちの身体は、温度や湿度、空気の質など、さまざまな環境要因に適応しながらバランスを保っています。
自律神経は、その調節役を担う大切なシステムです。
地球環境と自律神経
- 温度変化
急激な気温の上下は自律神経にストレスを与えます。特に温暖化の影響で、夏の猛暑や冬の異常気象が体温調節機能に大きく負荷をかけ、体調不良や睡眠の質の低下を招くこともあります。 - 湿度と空気の質
湿度の大きな変動や、大気汚染・花粉・黄砂などの環境要因は、呼吸器や皮膚に影響を及ぼし、アレルギー反応や喘息症状などを引き起こす場合があります。これらもまた、自律神経バランスを乱す要因になり得ます。
心と体は「自然と一体」である
地球環境の問題を企業理念として捉えているブランドの代表例としては、以前のブログでも紹介したパタゴニアがあります。
パタゴニアは単にアウトドアウェアを作っているだけでなく、「自然と人間が共存する未来をつくる」という強い意志を軸に活動しています。
こうした考え方は、医療の視点から見ても非常に共感できるものです。
なぜなら、私たちの体は環境と密接に結びついており、健やかな心と体は「健全な自然環境」の上に成り立つからです。
自律神経を整えるためにできること
地球規模の変化に対して、私たちができることは限られているように感じるかもしれません。
しかし、日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、身体の調子を整え、ひいては地球環境にも良い影響をもたらす行動が可能です。
環境を守ることは、私たち自身を守ること
日々の暮らしの中で、「どうしてこんなに疲れやすいのだろう」と感じることがあるかもしれません。
つまり、環境問題は決して「遠い話」ではなく、私たち一人ひとりの健康につながっているのです。
クリニックとしても、皆さまの体調管理において地球環境への配慮は無視できない大切な要素だと感じています。
まとめ
キーポイント
- 自律神経は、気温や湿度、空気の質といった環境要因に大きく左右されます。
- 地球環境が乱れると、私たちの心身にもストレスがかかりやすくなります。
- 自然を感じる時間を増やす、深呼吸やストレッチを取り入れるなど、身近な行動で自律神経のバランスを保つことができます。
- 環境に優しい選択を心がけることは、ひいては自分自身の健康を守ることにもつながります。
私たちのクリニックでは、呼吸器や皮膚症状のご相談だけでなく、自律神経の乱れや生活習慣に関するアドバイスも行いと思います。
「ちょっと体調がすぐれないな」「最近疲れが取れない」という方は、どうぞお気軽にご来院ください。
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