天声人語から学ぶ “失敗” と “順位付け” の本質

こんにちは！やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です

前回は「受験の結果が人生のすべてじゃない」というテーマで、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を引用しつつお話しました

受験結果が出たあなたへ 合格・不合格のその先にあるもの

『君たちはどう生きるか』が教えてくれること——新しい環境に向けての心の準備

今回は、2025年3月23日の朝日新聞「天声人語」に掲載された心に響くお話をご紹介します

チンパンジーの学びが教えてくれること

京都大学霊長類研究所にいた3頭のチンパンジー（アイ、アキラ、マリ）たちのお話が紹介されていました。

彼らはそれぞれ異なる性格と才能を持ち、研究に多くの示唆を与えてくれたそうです

実験での“不正解”に頭を抱えこんでしまうチンパンジーがいました

その結果、研究対象から外されてしまいましたが…

動物園に移されたその子は、なんと新たな環境で群れのリーダーに！

これって、人間にも当てはまる話だと思いませんか？

"失敗＝ダメ"ではない！

私たちはテストや受験の結果、あるいは仕事での評価で「正解」か「不正解」か、「合格」か「不合格」かを気にしすぎてしまいがちですよね

そして少しでも失敗すると…

でもそのチンパンジーのように、別の場所・別の環境では大きな力を発揮できることもあるんです

自分がまだ知らない“ステージ”が、あなたにもきっとあるはずです

「順位付け」はほんとうに必要？

天声人語では「ときに順位付けが必要なこともある」としながらも、

「順位」によって人が傷つき、自信を失うことへの問題も指摘していました。

たしかに社会には評価制度があり、成績や結果が求められる場面はあります。

遠回りに見える道でも、その中でしか得られない景色や学びがきっとあります

そして、たとえ優秀な学校に進学したとしても、そこにはさらに優秀な仲間がいることに気づくでしょう。

トップで学校を卒業したとしても、社会に出れば、自分よりももっと経験や実力を持つ人がたくさんいるものです。

だからこそ、今の結果だけにとらわれず、どんな環境でも自分を磨き続ける姿勢が大切なのです

受験後こそ、自分を育てるチャンス！

卒業式や新生活の準備が進む今

入学、就職、進路変更…いろんな“はじまり”が、目の前に広がっています

どんな環境に進んでも、あなたが「どう考え、どう行動するか」で未来は変わっていきます

チンパンジーの話からもわかるように、「うまくいかなかった場所」でも、「自分を発揮できる場所」がどこかにあります

まとめ：あなたの未来はこれから

テストや試験の結果は、ただの“通過点”

"失敗"が新しい才能の扉を開くこともある

評価や順位はあっても、あなたの価値とは別モノ

自分に合った環境でこそ、リーダーシップや才能が輝く

人間は、感情も個性も多様な存在です

チンパンジーのように、場所を変えることでリーダーになれることもある。

失敗したと思っても大丈夫

"次はどこで、どんな風に輝こう？" と前を向いてみてください。

あなたの未来には、まだまだ無限の可能性が広がっています。

応援しています！

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やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長　山口裕礼

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投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

2017年1月、希望が丘（神奈川県横浜市）にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。

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