🧠「超加工食品」が脳をむしばむ?~毎日のスナックが“未来の病気”に変わる前に~

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

最近、海外で衝撃的な研究が発表されました。

超加工食品を毎日“12食分”食べると、パーキンソン病のリスクが2倍に

えっ、12食も!?と思われるかもしれません。
でも実は、私たちの食卓には“気づかないうちに”この12食が潜んでいることがあるのです。

🍩そもそも「超加工食品」ってなに?

今回の研究でいう「超加工食品(Ultra-Processed Foods)」とは、

✅ ダイエットソーダや砂糖入りの清涼飲料水
✅ ポテトチップス、クラッカー、スナック菓子
✅ ケチャップ・マヨネーズ・加工ソース類
✅ コンビニの菓子パン、包装ケーキ
✅ ホットドッグや加工肉
✅ デザート系ヨーグルトやシリアルバー

など、“工場で作られた食品の多く”が該当します

ポイントは、添加物、香料、人工甘味料、加工油脂などが多用されていること

🧬なぜ超加工食品が“脳の病気”と関係するの?

研究によると、超加工食品には以下のような問題点があります:

🔻 食物繊維・たんぱく質・ビタミンなどが不足
🔻 糖・塩・脂が過剰
🔻 添加物や加工油脂が腸内環境を悪化
🔻 炎症を促進し、神経細胞の劣化につながる

私たちの腸と脳は“腸脳相関”で密接に結びついています。

つまり、腸を荒らす食事は、脳の老化や炎症、パーキンソン病などの神経疾患を引き起こす引き金になる可能性があるのです😰

🧠パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、脳の神経細胞が少しずつ死んでいく病気
その結果…

  • 手がふるえる🫨
  • 歩きにくくなる🚶‍♂️
  • 声が小さくなる🔇
  • 表情が乏しくなる😐

…などの症状が現れてきます。
決して“高齢者だけの病気”ではなく、40〜50代でも発症するケースがあり、じわじわと進行していくため早期対策が大切です

🍚健康の基本は“手作りと引き算”

当院のブログではこれまでにも、

サプリより、味噌汁
美容ドリンクより、番茶や白湯
プロテインバーより、納豆やゆで卵
デトックスジュースより、ぬか漬けと自然な排便

など、「足す前に引く」健康習慣をおすすめしてきました。

今回の研究は、まさにそれを科学的に裏付ける大きな一歩です。

🛒今日からできる“超加工食品の引き算リスト”

❌ ポテトチップス → ✅ 蒸かしたさつまいも🍠
❌ ジュース類 → ✅ 水か番茶・麦茶🍵
❌ 菓子パン → ✅ おにぎり+梅干し🍙
❌ ウインナー・ハム → ✅ 焼き魚や厚揚げ🐟
❌ 甘いヨーグルト → ✅ 無糖ヨーグルト+すりごま

「コンビニでも買えるから」と選んでしまいがちな食品が、
未来の健康を知らず知らずのうちにむしばんでいるかもしれません。

🧑‍⚕️医師として伝えたいこと

人間の体は、ちゃんとした食事と休養があれば“自然に治そうとする力”を発揮します。
それを邪魔しているのが、毎日の小さな選択の積み重ねかもしれません。

「食べるものを変える」=「未来の自分をつくること」

健康食品もサプリもいりません。

本当に体を大切にしたいなら、“引き算の食習慣”から始めてみませんか?🍀


💬「何をやめたらいいか分からない」「忙しくて手作りが難しい」という方も、
診察の際にお気軽にご相談ください😊

あなたの生活に合わせたアドバイスを、一緒に考えていきましょう。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)