🍭「糖とホルモン」シリーズ第2回

2025年6月6日 2025年6月6日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

～“インスリン”は体の調律師？ホルモンバランスを崩す第一歩とは～

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌸

前回は「糖がホルモンに与える影響」について、全体像をお伝えしましたね✨
今回は、ホルモンの中でも特に重要な「インスリン」に注目します💉

🍩インスリンってそもそもなに？

インスリンとは、膵臓（すいぞう）から分泌されるホルモンで、
📌「血糖値を下げる」役割を担う唯一のホルモンです‼️

食事をすると血糖値が上がり、
それを下げるためにインスリンが分泌されます。

ところが…
💥甘い物や精製された糖質をとりすぎると、インスリンが大量に出動！
👉 結果として、ホルモンのバランス全体が乱れやすくなるのです。

🧠なぜインスリンが「他のホルモン」にも影響するの？

インスリンは「代謝」だけでなく
ホルモンネットワークの中枢にも関わっているからです📡

✅ 女性では、インスリン過剰がエストロゲン・プロゲステロンのアンバランスを引き起こし
👉 生理不順・PMS・不妊などの原因に。

✅ 男性では、インスリン抵抗性がテストステロン低下に影響
👉 筋力低下・疲れやすさ・性欲減退の一因に。

このように、インスリンは“裏の指揮官”とも言える存在なのです🧬

🍱あなたの生活、インスリン出しすぎていませんか？

こんな習慣があると危険サイン⚠️

🔻 朝から菓子パン・フルーツジュース
🔻 昼食に丼もの＋甘い缶コーヒー
🔻 おやつにチョコやスナック菓子
🔻 夜は白米を山盛り＋アルコール

このような生活では、毎食ごとにインスリンがフル稼働🚨
やがて“インスリン抵抗性”という状態になり、
⇒ 分泌されても効きにくくなる
⇒ 血糖値が下がらない
⇒ さらに分泌される
…という悪循環に💦

🧘‍♀️ホルモンバランスの第一歩は「インスリンとの付き合い方」

インスリンを味方につけるには…💡

✅ よく噛んで、ゆっくり食べる
✅ 食物繊維から先に食べる「ベジファースト」
✅ 甘い物は「たまの楽しみ」にする
✅ 適度な運動で血糖の取り込み力UP

つまり「食べ方」「選び方」「動き方」がカギなのです🔑✨

🌿次回は「女性ホルモンと糖」の関係！

次回は、女性の健康と深く関わる【エストロゲン】【プロゲステロン】と糖の関係にフォーカスします😊
月経、妊娠、更年期…
その背景に“インスリンとの見えないバトル”があることを、ぜひ知っていただきたいです💐

📌※本記事は一般的な知識提供を目的としたものであり、体調不良や不安がある場合は必ず専門医にご相談ください。

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）