手と足の汗の治療
試験中ペンがすべる、人と握手をするとき気後れする、靴の中がすぐにぬれてしまう。
様々な場面で困っている方はいませんか?
手足の多汗に関しては塩化アルミニウムを外用する方法が一般的です。
(当院でも処方しております。)
さらに、手足の汗に対して、保険治療で行うことのできる治療に
「イオントフォレーシス療法」があります。
イオントフォレーシス療法って何?
汗の多い手のひら、足のうらを水道水の入った容器に浸し、弱い電流を流すことにより水素イオンを発生させます。
水素イオンが汗の出口を障害し狭窄させることで発汗が抑制されます。
イオントフォレーシスは「原発性局所多汗症ガイドライン」にて推奨度Bの治療となり本治療は保険適応となっております。(イオントフォレーシス660円(3割負担))
週に1度を繰り返し5~10回で効果を判定していきます。
効果が出た後も継続して加療することが推奨されています。
治療の流れ
①手のひら(足の裏)を水道水の入った容器に浸します
(電極パットの上に水に浸されたタオルがセットしてあります。)
②30秒かけて適切な電気量になっていき、指先がしびれる感覚があります。
③手のみの場合は合計20分。足の裏も行う場合は合計40分となります。
(効果を強く出していく為に徐々に時間を長くしていく場合があります)
治療を受けられない方
・ペースメーカーを装着している方
・妊娠中の方
・心臓に障害のある方
・施術部位に傷のある方(軽度の場合はワセリンを外用し施術します)
注意
・マニキュア、ペディキュアは落としてください。
・指輪、時計などは外します。
・指先がしびれるような感覚がありますが、問題ありませんので急に容器から手や足を抜かないようにしてください。
(急に抜いてしまうとバチっと電気がはしってしまうので注意しましょう。)
・しびれる感覚が強いと感じる場合は、電気の調整をおこないますので、スタッフにお声がけください。
当院では手掌足底の多汗症に対してイオントフォレーシスを行っております。
ご希望の方は診察時に医師にご相談ください。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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