一般的な呼吸器疾患の詳細解説

2023年6月15日 2025年1月10日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

前回は、痰が出る病気の予防策についてお話しました。

今回は、一般的な呼吸器疾患についてさらに詳しく説明します。

これらの疾患には、痰が出るものも含まれますが、その他にも多くの症状が存在します。

喘息は、気道が過剰に反応し、狭くなる疾患です。

これは、呼吸困難、咳、胸の圧迫感を引き起こします。

喘息の誘因は人により異なりますが、一般的にはアレルゲン、冷たい空気、運動などです。

COPDは、長期的な喫煙や大気汚染などにより、気道と肺が損傷する疾患です。

この結果、息切れ、慢性的な咳、痰の増加などの症状が出ます。

肺炎は肺の組織が感染し、炎症を起こす状態です。

症状には、咳、痰、発熱、呼吸困難などがあります。

原因となる菌やウイルスによって、治療方法は変わります。

結核は主に肺を侵す感染症で、長期にわたる咳、体重減少、疲労、発熱などの症状が見られます。

癌は、肺の細胞が異常に成長し始める疾患です。

早期の肺癌は症状が少ないことが多いですが、進行すると咳、息切れ、体重減少などの症状が出ます。

喫煙は肺癌の最大のリスク因子です。

さいごに

これらの疾患は、症状や原因、治療法が異なります。

それぞれの疾患について更に詳しく知りたい場合、または自身の症状について心配がある場合は、医療専門家にご相談ください。

健康と安全を願っています。

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

2017年1月、希望が丘（神奈川県横浜市）にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。