鼻の奥の痛みに悩む方へ:症状の根本にアプローチするために

鼻の奥の痛みに悩む方へ:症状の根本にアプローチするために
こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
鼻の奥がズキズキするような痛みを感じることはありませんか?
この症状が繰り返されると、集中力が低下したり、不快感が続いたりして、生活の質に大きく影響することがあります。
このような症状は副鼻腔炎やアレルギーによるものが多いですが、原因がはっきりしないことも少なくありません。
その場合、私たちは症状を根本から見直す視点が必要だと考えます。
鼻の奥の痛みを繰り返す背景には何があるのか?
鼻の奥の痛みが続く場合、以下のような原因が考えられます:
- 副鼻腔炎や感染症
鼻の奥や副鼻腔に細菌やウイルスが感染すると、痛みや圧迫感を引き起こします。 - アレルギーや乾燥
アレルギー反応や乾燥した環境が鼻の粘膜を刺激し、痛みを感じることがあります。 - 血流の滞り
東洋医学的な観点では、血流が悪くなることで炎症が長引き、痛みが慢性化しやすくなると考えられます。
東洋医学の視点で「血の巡り」を整える
血流が悪くなると、鼻の粘膜が回復しにくくなり、痛みや炎症が続くことがあります。
東洋医学では体全体のバランスを整えることで、症状の改善を目指します。
以下の方法は血の巡りを整えるために役立つかもしれません:
- 温活(体を温める習慣)
体を温めることで血流が改善し、炎症を和らげる効果が期待できます。生姜湯やハーブティー、入浴を習慣にしてみてください。 - 食事の見直し
冷たい飲み物や体を冷やす食品を控え、温かいスープや根菜類を積極的に摂るよう心がけましょう。 - 軽い運動
ウォーキングやストレッチで血行を促進することで、全身の巡りが良くなり、鼻の奥の痛みも軽減されることがあります。 - ツボ押しやマッサージ
「迎香(げいこう)」や「鼻通(びつう)」といったツボを刺激することで鼻の痛みが和らぐことがあると言われています。
日々のセルフケアが大切です
鼻の奥の痛みは放置すると、炎症や不快感が慢性化する可能性があります。
一時的な治療に頼るだけではなく、体全体の状態を整えることで改善を目指しましょう。
患者さん一人ひとりの症状に合った治療をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞
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