🥢伝統的な日本食、やっぱり心と体に良い!~科学的根拠(エビデンス)が追いついてきた~

みなさん、こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です😊
📖 朝日新聞が伝えた最新研究
本日(2025年8月20日)の朝日新聞に掲載された記事をご紹介します。
タイトルは「伝統日本食 抑うつ減らす傾向?」。
研究チームの解析によると――
大豆、魚、野菜を中心とした 伝統的な日本食を多く摂る人は、抑うつ症状が少ない傾向 にあるとの科学的根拠(エビデンス)が示されました。
つまり、長いあいだ「体に良い」と語られてきた日本食が、ようやく科学的にも「心の健康に良い」と証明されはじめているのです✨
🍚 日本食の「弱点」と洋食との比較
記事の中では、日本食の「弱点」として
- 塩分が多い
- 食物繊維が不足しがち
という点も挙げられています。
たしかに漬物や干物を多く摂ると塩分過多になる可能性はあります。
しかし一方で、洋食もファストフードや加工食品を中心に 塩分は高め。
しかも「精製塩」を多用することが多く、ミネラルを含む自然塩や、腸内環境を整えるぬか漬けのような発酵食品文化を持つ日本食とは質が異なります。
さらに、日本食の食物繊維は 野菜・豆・海藻・きのこ から幅広く得られるのが特徴です。
むしろ繊維の「多様性」では、日本食が洋食に勝っているといえるでしょう。
これらは現時点ではまだ限定的にしか示されていませんが、今後さらに研究が進めば「日本食は心と体の健康を守る最良の食事」という科学的根拠が積み重なっていくはずです。
⏳ 科学的根拠(エビデンス)が追いつくということ
ここで大事なのは、
「昔から良い」と言われてきた日本食が、今ようやく科学的根拠(エビデンス)で証明され始めている ということです。
からだ整えラボの読者のみなさんは、すでに実感されていると思います。
「良いものは良い」――これは人間の長い歴史と経験が物語ってきました。
しかし世の中には「エビデンスがないと信じない」という人もいます。
医学における「エビデンス」という考え方自体、実はまだ歴史が浅いのです。
むしろ、伝統や偉人の知恵の方が先に真実をつかんでいて、科学はそれを“後追いで証明している”ことが多いのです。
だからこそ当院には、エビデンスだけの治療では改善しない患者さん が集まります。
「経験・知識・人間力」を組み合わせることで、症状が改善していくケースが多いのです。
🌿 からだ整えラボ読者へのメッセージ
今回の研究は「日本食が心の健康に良い」という強い科学的根拠の始まりです。
しかし、みなさんはすでに日々の生活で体感しているはずです。
未来の研究が追いついてきたとき、
「やっぱり自分たちのやっていたことは正しかった!」
と胸を張れるように、伝統を大切にした暮らしを積み重ねていきましょう✨
🔑 まとめ
- 日本食は抑うつを減らす傾向がある(科学的根拠が登場!)
- 洋食も実は塩分は高く、日本食は自然塩や発酵食品で質が異なる
- 食物繊維の多様性は日本食が優れている
- 科学は伝統の知恵を“後追い”で証明していく
- 経験・知識・人間力を組み合わせて、より健康的な生活を
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)