🫁🔁「喘息と膠原病、つながりあるの?」自己免疫と呼吸の意外な関係🌿

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌸
「リウマチで通院していますが、咳が続くんです…」
「膠原病の診断を受けました。喘息との関係はあるんですか?」
最近、こうしたご相談が増えてきました。
結論から言えば――
✅ 喘息と膠原病には「共通する体のしくみ」があります。
そして、膠原病の患者さんには喘息や咳の症状が出やすいことも、決して珍しくありません。
🔬喘息と膠原病に共通する3つのポイント
✅① どちらも「免疫の誤作動=自己免疫」が関与
- 喘息:アレルゲンなどに対する免疫の過剰反応
- 膠原病:自分の体(関節・皮膚・血管など)への自己免疫攻撃
👉「免疫が過剰に働く体質」は共通しており、両方を持つ方も珍しくないのです🧬
✅② 慢性炎症が全身に及ぶ
- 喘息は気道の炎症
- 膠原病は関節・皮膚・筋肉・肺など多臓器に炎症を起こします
特に、
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 皮膚筋炎・多発性筋炎
- 強皮症
では、肺や気道に炎症が波及するケースがあります。
✅③ 薬の副作用が気道に影響することも
膠原病では以下の薬を使うことが多く、それが喘息様の咳につながることもあります👇
薬剤 | 影響の可能性 |
---|---|
メトトレキサート | 咳、間質性肺炎のリスク |
ステロイド | 感染症に対する抵抗力低下、咳が長引くことも |
生物学的製剤(バイオ) | 呼吸器症状や過敏反応がまれに出現 |
😮こんな症状があれば「肺や気道」もチェック!
- 咳が8週間以上続く
- 痰がからむ、声が枯れる
- 階段や坂道で息切れしやすい
- 胸が重い感じがする
- 寝ているときに咳が出る
👉 膠原病のある方でこうした症状があれば、肺の検査(レントゲン・CT・肺機能)をおすすめします🩺
🌿喘息と膠原病、同時に整える生活習慣✨
🍽️【1】抗炎症を意識した食事を
- オメガ3脂肪酸(青魚)🐟
- 発酵食品(納豆・味噌)🫘
- 抗酸化ビタミン(野菜・フルーツ)🥦🍊
👉 腸内環境が免疫のバランスを整える鍵になります!
🧘【2】ストレスをためないセルフケア
- 気圧や寒暖差に体が敏感な方は、体を冷やさない温活もおすすめ
- 音楽、アロマ、深呼吸、散歩など、自分の“ほっとする時間”を持つこと🕯️
😴【3】睡眠こそ、自然治癒力のスイッチ
- 睡眠不足は炎症を悪化させます
- ステロイドの副作用で眠れない場合は医師に相談を
💬「膠原病があるから咳は仕方ない」と思わないで
膠原病の治療は長期になります。
だからこそ、呼吸の不調を我慢せず、喘息や咳の治療と並行していくことがとても大切です。
“息がしやすくなると、気持ちもラクになります”
呼吸の快適さは、心と体を支える“土台”なのです😊
📝まとめ
- 喘息と膠原病はどちらも「自己免疫」が関係する慢性炎症疾患
- 両方を合併する人も多く、薬の影響や気道炎症に注意
- 抗炎症食・温活・睡眠改善が共通の生活ケアポイント
- 咳が続くときは、膠原病との関連を呼吸器内科でチェック!
📍やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
膠原病のある患者さんへの呼吸器サポートも行っています。
全身の症状だけでなく、「息のしやすさ」も、あなたの生活の質を守る大切な要素です。
気になる咳や息切れがあれば、ぜひご相談くださいね😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)