🍰アトピーと“甘い生活”の落とし穴💦

~糖化と肌トラブルの意外なつながり~
こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌸
アトピー性皮膚炎に悩む方が増えています。
大人でも子どもでも、長年つらい思いをしている方は少なくありません。
「薬でよくなっても、また再発してしまう」
「かゆくて眠れない…」「見た目が気になって人と会うのがつらい」
そんな声をよく耳にします。
実はその背景に、“体の中で静かに進んでいる”
糖化(とうか)という現象が関係していること、ご存じでしょうか?
🧪糖化とは?
糖化とは、体の中で余った糖分が、たんぱく質と結びついて劣化させてしまう反応です。
この時できるのが「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質💥
AGEsは、全身の炎症・老化・免疫異常の引き金になるとされており、
お肌にも大きな悪影響を及ぼします❗
💥糖化がアトピーを悪化させる理由
AGEsが体にたまると👇
👎 皮膚の修復力が落ちる
👎 炎症を鎮める力が弱くなる
👎 アレルギー反応が高まりやすくなる
つまり、「かゆみが長引く」「薬が効きにくい」「何度もぶり返す」アトピーの裏には、
糖化が密かに関与している可能性があるのです⚠️
🧁アトピーさんに多い「無意識の糖オーバー」
患者さんとお話ししていると、
「食事には気をつけているつもりなんですが…」という声をよく聞きます。
でも、こんな“日常の甘い落とし穴”に心当たりはありませんか?👇
🍞 朝は菓子パン+カフェラテ
🍜 昼はうどんやラーメン
🍪 おやつにクッキーやチョコレート
🍛 夕食は市販のルーを使ったカレーライス
🥤 食後に甘いドリンクやデザート
こうした習慣が積み重なると、毎日が“糖まみれ”になってしまいます💦
これがアトピーの治りを邪魔していることも…。
🥗アトピー改善のための「抗糖化生活」✨
今日からできる!簡単な“糖化ストップ”習慣を7つご紹介します👇
✅ ごはんは白米よりも雑穀・発芽玄米に🌾
✅ 野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べる🥦🍗🍚
✅ 市販のルーや調味料を減らし、自家製の味付けに🧂
✅ おやつは「食べない日」を意識的に作る🚫
✅ 間食するなら、ゆで卵・ナッツ・無糖ヨーグルト🥚
✅ 甘い飲み物ではなく、ルイボスティー・麦茶へ🍵
✅ 夕食は軽め&早めに!夜遅くの糖質は控えめに🌙
🌿薬膳の視点からみた「糖と皮膚」
東洋医学では、甘いものや油っこいものの摂りすぎが、
「湿熱(しつねつ)」という体の余分な熱と水分をためこみ、
皮膚のかゆみやじゅくじゅくに繋がると考えられています🌿
薬膳的におすすめの“皮膚にやさしい食材”はこちら👇
🍵 はとむぎ茶(肌の修復力UP&利尿作用)
🌰 れんこん・山芋(皮膚をうるおし、炎症を鎮める)
🍎 りんご・青じそ(抗酸化作用が強く、糖化抑制)
🍲 しょうが・ねぎ(体を温め、めぐりを促す)
食材のちょっとした選び方や調理法が、
アトピーの治りをぐっと後押ししてくれますよ😊
🍀さいごに
アトピー性皮膚炎は「皮膚の病気」だけでなく、
体全体の内側のバランスが崩れて起こる“全身のサイン”でもあります。
塗り薬だけではなかなかよくならない方。
何年も同じ薬を続けている方。
疲れやストレスで悪化してしまう方。
――そんな方こそ、「糖化」に目を向けてみてください。
✨生活の中の“甘い落とし穴”を見直すことで、
肌はきっと変わっていきます🌈
今日からできること、一緒に始めていきましょう💪
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)