🌬️更年期太りと喘息の関係|お腹まわりと呼吸の深い関係

👉 内臓脂肪・レプチン・IL-6と慢性気道炎症を読み解く
🧍♀️「なんだか最近、息がしにくい…?」
「更年期に入ってから太りやすくなった」
「以前よりも咳が続く気がする」
「呼吸が浅くなった気がする」
そんな症状、“別々の問題”ではないかもしれません💡
実は、「更年期太り」と「喘息」は、体の中でつながっているのです。
🧬カギは“内臓脂肪”と“慢性炎症”の関係
更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、
✅ 代謝が落ちる
✅ 脂肪がつきやすくなる
✅ 特にお腹まわり(内臓脂肪)が増える
この内臓脂肪が、喘息に悪影響を与えることが研究で明らかになっています。
💥内臓脂肪が出す“炎症ホルモン”が、喘息を悪化させる⁉
脂肪は「ただのエネルギーの貯金箱」ではありません。
脂肪細胞は、実はホルモンやサイトカインを分泌する“内分泌臓器”なのです。
特に重要なのがこの2つ👇
🧪① レプチン(Leptin)
食欲を抑えるホルモンですが、脂肪が増えると分泌過多になり、
👉 免疫細胞を刺激して気道の炎症を引き起こすことが報告されています。
🧪② IL-6(インターロイキン6)
内臓脂肪から出る炎症性サイトカイン。
👉 気道の慢性炎症・喘息の悪化と関連が深いとされています。
つまり、更年期太り=呼吸を妨げる炎症体質になりやすいのです😥
🌬️「更年期喘息」が増えている理由とは?
更年期の女性に多い「咳喘息」や「夜間の息苦しさ」。
その背景には以下のような要因が絡み合っています👇
- ホルモンバランスの乱れ(エストロゲン・プロゲステロンの低下)
- 副腎疲労によるコルチゾール低下
- 自律神経の乱れ(交感・副交感の切り替えミス)
- 内臓脂肪の増加による気道炎症の慢性化
これらが積み重なることで、「太る」+「咳が止まらない」=つながった問題として現れるのです。
💡喘息悪化を防ぐための「更年期対策」3選
✅ 1. 腸内環境と脂肪のコントロール🦠
善玉菌を増やすことで、内臓脂肪から出る炎症性サイトカインを抑制
→ 発酵食品・食物繊維・水分補給がカギ!
✅ 2. 軽い運動と深呼吸で肺とお腹を動かす🚶♀️🧘♀️
→ 有酸素運動+ゆっくり呼吸で副交感神経と脂肪燃焼をサポート
✅ 3. ストレスと睡眠の見直し🛌
→ 副腎疲労を予防し、ホルモンの安定にもつながります
🏥当院のブログ視点|“ホルモンと呼吸の関係”も診ています
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
単なる体重やBMIではなく👇
✅ 内臓脂肪
✅ 自律神経
✅ 慢性炎症の指標
✅ ホルモンの影響
なども含めた包括的な喘息ケアをご提案しています🩺
院長 山口裕礼(やまぐち ひろみち)
呼吸器専門医・アレルギー専門医/ファスティングカウンセラー/腸内環境管理士/温活士
📍「更年期=太る+咳が出る」ではなく、“整えることで変わる”ことを実感していただける診療を目指しています。
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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