♨️サウナと呼吸器健康|正しい入り方できてますか?

〜自律神経・血流・肺機能を整える“抗加齢的サウナ習慣”〜
「サウナに入ると整う」
「呼吸が深くなった気がする」
そんな“ととのい体験”がブームになっていますが…
サウナ=リラックス&デトックスだけではありません。
実は、サウナは呼吸器や自律神経にとっても理にかなった“アンチエイジング習慣”なのです🧠🫁✨
💡サウナが呼吸に効く理由とは?
① 温熱刺激で血流UP&毛細血管を活性化
→ 肺の末梢まで酸素が届きやすくなる
→ 呼吸筋(横隔膜・肋間筋)にも栄養と酸素がしっかり供給される
② 自律神経が整う
→ サウナ→水風呂→休憩 の繰り返しが
交感神経と副交感神経のスイッチを鍛え、自律神経のバランスを正常化!
→ 呼吸リズムも落ち着き、浅く速い呼吸が改善されやすくなります
🔥注目ワード:「ヒートショックプロテイン(HSP)」とは?
サウナの“熱刺激”を受けたとき、体内ではヒートショックプロテイン(HSP)という物質が増加します。
✅ HSPの主な働き
- 傷ついた細胞の修復
- 免疫力の強化
- 炎症の抑制
- 喘息や慢性気道炎症の軽減にも寄与する可能性
つまり、“呼吸器の細胞もメンテナンスされる”というメリットが期待できるのです。
🧖♂️抗加齢医学的「サウナの入り方」5ステップ
ただ「汗をかけばいい」というわけではありません⚠️
呼吸器と自律神経を整えるための入り方をご紹介します👇
✅ STEP 1:まずは“ぬるめのシャワー”で身体を慣らす
→ 急激な温度差を避け、自律神経をスムーズに切り替える準備🛁
✅ STEP 2:5〜8分のサウナ(息をゆっくり整えて)
→ 肺が拡張しやすくなります。呼吸は「吸うよりも長く吐く」がポイント💨
✅ STEP 3:水風呂は“肩まで15秒〜1分”まで
→ 冷やすことで一気に副交感神経が優位になり、リセット効果◎
✅ STEP 4:外気浴で3〜5分
→ 「ととのいタイム」はこの時間。深呼吸を意識しながらリラックス
✅ STEP 5:1〜2セットまでが理想的
→ 過度なサウナは酸化ストレスを逆に高めることも。ほどよく“温冷刺激”を味方に
📌サウナを控えるべき人は?
以下のような方は、医師と相談の上、無理せず利用してください👇
- 心疾患のある方
- 高血圧が不安定な方
- 喘息発作のコントロールができていない場合
- 脱水や発熱中の方
🌿まとめ|「深く呼吸できる体」は、熱と冷でつくれる
サウナは「ただ汗をかく場」ではありません。
呼吸器・自律神経・免疫・ホルモン・代謝…
全身に影響を与える“ホリスティック・ウェルネス”なのです。
「なんとなく呼吸が浅い」
「疲れが抜けない」
そんな方こそ、サウナを見直してみてください。
“整う”とは、自分の体と心をリセットすること。
抗加齢的にサウナを取り入れて、未来の呼吸力を育てましょう。
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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