😴咳止めよりまず睡眠!?

〜呼吸器疾患と“男性の睡眠の質”の深い関係〜

「咳が止まらないからとりあえず薬を飲む」
「夜中の咳で眠れず、仕事に響く…」

そんな経験、ありませんか?

実はその“咳”、薬だけでは解決できないかもしれません。
鍵を握るのは――睡眠の質です。

🫁呼吸と睡眠の深い関係

呼吸器疾患(喘息・COPD・アレルギー性気管支炎など)は、
夜間や明け方に咳や息苦しさが悪化しやすいという特徴があります。

✅ 理由は「自律神経」と「ホルモンのリズム」👇

  • 夜間〜深夜は副交感神経が優位 → 気道が狭くなりやすい
  • 睡眠中に成長ホルモンや免疫系が働く → 炎症修復が進む
  • 睡眠不足が続くと、炎症性サイトカイン(IL-6など)が増加 → 咳・炎症が長引く

つまり、「眠れていない=治る準備ができていない」状態なんです。

🧠男性こそ“深睡眠”を意識すべき理由

年齢を重ねた男性では👇

  • 深い眠り(ノンレム睡眠)が減る
  • 成長ホルモンの分泌が減る
  • 筋肉・免疫・修復力が低下

特にテストステロン(男性ホルモン)は、
睡眠の質が悪いと低下し、炎症リスクや疲労感の原因にも。

つまり、“眠り”は呼吸器の回復だけでなく、男性ホルモンと体全体の若さにも関わっています。

🌿抗加齢医学の視点:まずは「眠れる体づくり」から

抗加齢医学では、症状の対処より「回復力のある体」づくりを重視します。
その第一歩が「深く、質の良い睡眠」。

✅ 今すぐできる“睡眠力”アップ術

🌙 ① 就寝前のスマホ・カフェインを控える

→ ブルーライト・覚醒作用はメラトニン分泌を妨げます

🌿 ② 寝る90分前の入浴

→ 一時的に体温を上げることで、深部体温の低下がスムーズに → 入眠が深くなる

🧘‍♂️ ③ 呼吸を整えるナイトルーティン

→ 腹式呼吸や4-7-8呼吸法で副交感神経を優位に
→ 咳反射の抑制にも◎

💡 ④ 寝室の温度と湿度を見直す

→ 乾燥や寒さは気道を刺激しやすいため、加湿器・空気清浄機が活躍します

💬まとめ|「睡眠こそ最強の治療」

「咳止めを飲んでも効かない」
「いつまでも咳が続いている」

それは、睡眠不足による“治癒力の低下”が原因かもしれません。

薬に頼る前に、
👉 自分の睡眠を見直すことが、根本改善の第一歩です。

抗加齢医学的に見れば、
“よく眠る人は、よく治る”――これは科学的な真実です。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)