喘息で亡くなる方は激減😷💨「ステロイドが怖い…」と思っているあなたへ

吸入ステロイドが“喘息の命を守ってきた”という事実

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の 山口裕礼です。

診察室で、こんな言葉をよく耳にします。

💬
「ステロイドって怖いですよね…」
「できれば使いたくありません…」

そう思うのは、とても自然なことです。
私自身も、患者さんのお気持ちはよく分かります。

今日はそんな
「ステロイドに不安を感じている方」へ、
どうしても 知っておいてほしい大切な事実をお伝えします🌿

😨 なぜ「ステロイド=怖い」というイメージがあるの?

ステロイドに対する不安の多くは、こんなイメージから来ています👇

✅ 副作用が強そう
✅ 長く使うと体に悪そう
✅ 太る・骨がもろくなる・糖尿病になる…
✅ 一度使うとやめられない気がする

これらは主に
「飲み薬・点滴・強い全身ステロイド」
のイメージが混ざってしまっていることが原因です。

実は──

🫁 喘息の治療で使う「吸入ステロイド」は、まったく性質が違います。

🫁 吸入ステロイドは「肺だけに、ピンポイントで効く薬」

吸入ステロイドの最大の特徴は👇

✅ 肺・気道だけに直接届く
✅ 内服薬より圧倒的に少ない量
✅ 全身への影響はきわめて少ない
✅ 副作用リスクが非常に低い

つまり、

💡 「必要な場所に、必要最小限だけ効かせる」非常に賢い薬
それが吸入ステロイドなのです。

🕊️ 吸入ステロイドが普及して、喘息で亡くなる方は激減しました

ここで、ぜひ知っておいてほしい事実があります。

📊
吸入ステロイドが普及する前と後で、
喘息で亡くなる患者さんの数は、劇的に減少しました。

これは日本だけでなく、世界中で確認されている事実です🌍

以前は…

❌ 発作が起きてから治療
❌ 繰り返す救急搬送
❌ 突然の重症発作
❌ 命に関わるケース

が今より はるかに多かった のです。

しかし、吸入ステロイドが「予防の薬」として広く使われるようになってから──

✅ 発作は起こりにくくなり
✅ 夜間の苦しい咳も減り
✅ 入院や救急搬送は激減し
喘息で命を落とす人が劇的に減りました

これは、医学の中でも間違いなく“成功した革命”の一つです✨

😥 それでも「使いたくない」と思ってしまう気持ち

それでもなお、

💬
「なんとなく怖い」
「できるだけ薬は使いたくない」
「一生続けるのが不安」

そう思うお気持ちも、私は否定しません。

ただ、ここで一つだけ大切なことがあります。

🫁
喘息は「気道の炎症」が本体の病気です。
症状がないときも、炎症は“静かにくすぶり続けて”います。

吸入ステロイドは

🔥 この「見えない炎症の火」を
💧 早いうちに静かに消してくれる薬なのです。

⚠️ 吸入ステロイドを使わないことで起きる“本当のリスク”

吸入ステロイドを避け続けると、次のようなリスクが高くなります👇

⚠️ 発作が突然重くなる
⚠️ 咳が長引く
⚠️ 夜眠れない
⚠️ 仕事や日常生活に支障
⚠️ 救急搬送・入院のリスク
⚠️ まれに命に関わる発作

つまり、

❌ 「使わない安全」より
✅ 「正しく使う安全」の方が、はるかに確実なのです。

🤝 私たちは「無理にステロイドを押しつけること」はしません

当院では、

✅ いきなり強い薬を出す
✅ 理由も説明せず処方する
✅ 不安を置き去りにする

そんなことはいたしません😊

🩺
患者さんの不安
生活スタイル
症状の強さ
発作の頻度

すべてを考慮して、
「その方にとって一番やさしい治療」を一緒に考えます。

🌈「怖さ」より「安心して息ができる毎日」を

吸入ステロイドは

💊 命を奪う薬ではありません
🫁 命を守る薬です

かつて多くの喘息患者さんが、
発作に怯えながら生活し、命を落としてきました。

その歴史を変えたのが
吸入ステロイドという薬なのです。

🏥 さいごに

「ステロイドが怖い」
その気持ちは、決して間違っていません。

でも同時に、

「正しく知ること」で、不要な恐怖は安心に変わります。

ご不安があれば、
どうぞ遠慮なく、診察室でお話しください😊

あなたの呼吸が、
今日より明日、
少しでも 楽になりますように🌿

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞