クリニックだより

2023年|成人の日 毎年たのしみにしている記事

朝日新聞より
毎年、成人の日の朝日新聞では成人の日にちなんだ様々な記事があります

その中で毎年SUNTORYの広告記事で伊集院静さんの文章を楽しみにしています。

水のようにまぶしい君になれ。

新成人おめでとう。
今日から大人だと言われても、自分のどこが?何が大人なのか分からないだろうネ。私たちも皆同じだった。懸命に生きるうちに大人になった。大人なりの考えも身についた。

自分だけがイイのはダメだ、働くにしても、歩くにしても、自分だけがラクするのはダメだ。金を得ることだけが目的なら、早々自分を失うものだ。その仕事は誰かのために汗を流しているか。そうして共に笑える日が見えるか?

去年の春から大人は十八才になった。なぜ急にふたつも若くなったのか?それは信頼できる、可能性を信じて生きている大人を一人でも増やしたいからだ。

この国はアジアの中で、いや世界の中で、美しい水に満ち、美味しい水にあふれ、素晴らしい自然に恵まれている。その国の上を平然と兵器が飛ぶことを許してはいけないのだ。断じて許さない。そういう大人になろう。誇りを捨てるな。

今までの大人のやり方ではダメなんだ。

さあ立ち上がろう。新しい日本人になるために。苦しくともともに歩き出そう。立ちはだからう山も、眺めは必ず光が差す道は見えてくる。美しい一本の渓流が乾いた喉をうるおしてくれる。いつか命の水を育て、乾杯しよう。その日まで君たち新しい大人を私たちは応援し続けるから。

いつか命の水で乾杯

伊集院 静

若者の参加促す社会に 社説より一部抜粋

先行きが不透明な現代は、若者が活躍しやすい時でもある。それぞれの能力を生かして積極的な社会参加を期待したい。
それこそが「18歳成人」を始めた狙いだ。日本社会が若者にとって参加しやすい環境になっているか、大人の側が点検する機会としたい。
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多様な仲間と時を過ごし、助け合いの大切さを実感する機会は、以前に比べて格段に増えただろう。

まさに、これからの社会で求められる力を秘めた世代だ。だが大人の側は、若者たちの声に耳を傾け、その能力を発揮できる舞台を整えることが出来ているだろうか
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コスパ・タイパ重視のZ世代 投稿欄より一部抜粋

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「コスパ」やかけた時間に対する満足度「タイパ=タイムパフォーマンス」を重視とされるZ世代。円安や物価上昇、コロナ禍など先の読めない世の中に適応しようとしているのだ。わかってほしい。私はむしろ、したたかなこの仲間と築く未来が楽しみだ。

大学生

天声人語より一部抜粋

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国が変われば「普通」は変わる。
ロシアの授業はペンを使った。間違えても消せない。じっくり考えてから書く。ところが英国に行くと鉛筆だった。何度も直してたくさんかくようにと

 体育で勝敗を重視する国がある一方でフランスでは体を動かす楽しさが大切にされた。
泳ぎ方から数字の書き方まで、カタチが大事な日本の不思議さ。米国の先生からは「私も答えを知らない」といわれて驚いた
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 今日は成人の日。憂い多き若者に向けた言葉を尋ねると「他人との違いを自分で発掘していくのが大人の旅かな」とナージャさん。「子供の時は普通になりたいのに、大人は『普通だね』といわれるのが一番ショックです」

 なるほど。でも違いを示すのは簡単ではないですよね。「私も自信はない。自分の一番弱い、すぐに壊れてしまいそうなことをさらけ出す。それが個性を出すということだから」。自身の「普通」を悩み続けてきた人はやさしくそう言った。
 

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