高倉健さんに学ぶ「道を究める心」 ~比叡山延暦寺・酒井雄哉大阿闍梨との交流~
こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
今日は、俳優・高倉健さんが亡くなる前に書き留めた手記から、比叡山延暦寺の酒井雄哉大阿闍梨との交流についてご紹介します。
俳優としての道を究めた高倉健さんと、千日回峰行を成し遂げた大阿闍梨との深い信頼のきずなは、私たちの生き方や健康との向き合い方にも大切な示唆を与えてくれます。
高倉健さんと酒井雄哉大阿闍梨
高倉健さんと酒井雄哉大阿闍梨の出会いは、一見異なる世界に生きる二人がどこかで通じ合うものを感じさせる交流でした。
俳優と仏門という違いがあっても、それぞれが与えられた道を究め、精進する中で互いを深く認め合い、信頼のきずなで結ばれていました。
健さんは、映画「南極物語」の出演依頼を受けた際、出演すべきか迷い、酒井雄哉大阿闍梨に相談しました。
そのとき、大阿闍梨が健さんに贈った言葉が次の一節です。
この言葉は、健さんにとって最大のエールとなり、彼の迷いを振り払うものだったと言います。
「精進」の意味を考える
酒井雄哉大阿闍梨の言葉にある「精進」とは、自分に与えられた道をひたむきに歩むことを意味します。
どんな困難があっても、目の前の課題に集中し続けることで、その道を究めることができるのです。
健さんが実践した「精進」の姿勢
- 役に対する誠実さ
健さんはどの作品でも手を抜かず、役に全力で向き合いました。「南極物語」でも、過酷な撮影環境を耐え抜き、映画史に残る名作を完成させました。 - ひたむきな努力
健さんは、自分に課された役割に向き合い、ひたすら努力することで周囲からの信頼を得ていました。 - 悔いのない生き方
「悔いなし」という言葉の通り、健さんは自分の選んだ道を後悔することなく歩み続けました。
私たちの日常に活かす「精進」
酒井雄哉大阿闍梨の言葉と高倉健さんの生き方は、私たちが日々の生活や健康と向き合う際にも大切な教えを与えてくれます。
精進の精神を活かすヒント
- 目の前のことに集中する
あれこれと悩むより、まずは今日できることを一つずつ積み重ねることが大切です。 - 困難を忍耐強く乗り越える
病気や困難に直面したとき、焦らず自分のペースで解決策を探りましょう。 - 悔いのない選択をする
自分の健康や生活に関する選択において、後悔しないようじっくり考えて行動することが大切です。
おわりに
高倉健さんが残した手記にある「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」という言葉は、彼が信じた生き方そのものであり、私たちにも生きる上での大切な指針を示してくれます。
どうか皆さんも、自分に与えられた道を大切にし、悔いのない日々を過ごすために「精進」の心を意識してみてください。
困難に向き合う際の力強い支えになるはずです。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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