シダ植物の奥深さと癒しの力 〜雨の日のガーデニング〜
こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
私は医師として日々患者様の健康をサポートしていますが、もうひとつの顔として、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュとしてガーデニングを楽しんでいます。
バラをはじめ、さまざまな植物に興味がありますが、最近特に惹かれているのが「シダ植物」です。
雨の日のガーデニングとシダの魅力
今日はしっとりと雨が降る一日でした。
ガーデニング好きにとって、雨の日は植物にとって恵みの時間。
そんな日だからこそ、ゆっくりと買い出しに行き、いくつかのシダ植物を迎え入れました。
家に帰り、雨の音を聞きながらシダの植えつけ作業をする時間は、穏やかなひとときでした。
シダは、光の加減や湿度に敏感で、環境によってその表情を変える奥深い植物です。
その葉の繊細な美しさはもちろん、プリプリとした質感や、ゆるやかに広がるフォルムも魅力的です。
特に、今回迎えた ネフロレピス・ペティコート は、その細かく重なるフリルのような葉が特徴的で、空間にエレガントなアクセントを加えます。
さらに、ダバリア も、その根が表面に張り出し「ウサギの足」とも呼ばれるユニークな外見があり、インテリアとしても非常に興味深い存在感を放っています。
📷 購入したシダたちの写真を紹介します!
シダ植物と神社の関係
シダは日本の神社に必ずと言っていいほど生えています。
実はこれには深い意味があります。
古くから、日本では シダは魔除けの植物 として考えられてきました。
その由来は、シダが育つ場所の環境にあります。
シダは 湿度が高く、清浄な空気の場所 を好むため、神聖な場所とされる神社やお寺に自然と生えていたのです。
また、シダの葉が広がる形が 邪気を払い、良い気を招く と考えられていました。
例えば、注連縄(しめなわ) の装飾として使われる「裏白(ウラジロ)」もシダの一種です。
ウラジロはその名の通り葉の裏が白く、「裏表のない清らかな心」を象徴するとされ、正月飾りや神事にも使われています。
このように、シダは日本人の生活や信仰に深く根付いた植物であり、単なる観葉植物としてだけでなく、「守り神」のような存在として大切にされてきました。
ガーデニングと健康 〜心と体のバランスを整える〜
私自身、医師として多くの患者様と接する中で、植物と触れ合うことの大切さ を実感しています。
土に触れ、植物の成長を見守る時間は、心を落ち着かせ、ストレスを和らげる効果があります。
特にシダのような「空間を包み込む」植物は、視覚的にもリラックス効果を与えてくれます。
また、シダが好む湿度の高い環境は、乾燥しがちな冬の室内の加湿にも一役買い、呼吸器の健康にも良い影響を与えるかもしれません。
患者様にも、日常生活の中で少しでも植物と触れ合う時間を持っていただければと思います。
シダは特別な手入れが不要で、比較的育てやすい植物のひとつです。
もし興味があれば、小さな鉢から育ててみるのもおすすめです。
最後に
シダの奥深さを知ると、ガーデニングがより楽しくなります。
雨の日にゆっくりとシダを植え替えながら、そんなことを考えていました。
日々の忙しさの中で、植物と向き合う時間はとても貴重なものです。
皆さんも、ぜひお気に入りの植物を見つけて、心穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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